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2005年10月30日日曜日

PHSとFPGA

最近話題のPHSのエリアが携帯並みになるかもしれないというニュース。あまりに提示された情報が少ないので皆さん憶測の域を出ていないですが、個人的にはおそらく以前から言われているBPSKの導入と高利得アンテナの事だと思います。そこで気になるのが既存基地局もあてはまるのかと言う事。外部リンクの記事精度があまりよくないので文面からは読み取れませんが、おそらく高度化対応の新型基地局だけがファームアップで8PSK/BPSK以上に更新可能なのでしょうね。

その辺りを調べていたのですが、よくよく考えるとファームアップ可能な基地局ってすごくないですか? 一体どんな仕組みなのかなと調べてみたら、ウィルコムの基地局ってFPGAを採用しているのですね。FPGAとは、ずばりソフト的に書き換え可能なLSIだそうです。普通、基地局等はASICというものを使うそうですが、あえて高価なFPGAを選択したらしいですね。FPGAはASICと比べると遅いし、高いのですが、書き換えが可能というメリットがあります。

もし、ウィルコム(DDIポケット)がFPGAを採用していなかったらどうなっていたか? 冗談抜きでNTTパーソナルやアステルと運命を共にしていたのではないでしょうか? それは何故か? マイクロセルの宿命として携帯電話に比べて膨大な数の基地局を施設しなければなりません。もしも新しいサービスを追加するとしたら、全ての基地局を改修しなければならず、コストの面だけで考えても携帯電話にたちうちできなかったでしょう。実際、NTTパーソナルやアステルの基地局は改修無しではパケット通信に対応できませんでした。

一方、ウィルコム(DDIポケット)はFPGAのお陰で約16万局ある基地局をソフトウェアだけで変更可能だったのです。つまり、新しいサービス(Air-H")をそれ程お金をかけず、全国一斉に開始する事が出来た訳です。まぁ実際はそう上手くいった訳ではないそうですが。それにしても、基地局にFPGAを使う事を考えた人って本当に偉いですね。大げさじゃなく、DDIポケットの、いや、PHSの救世主だったと思います。Air-H"という定額パケット通信サービスによって、PHSの灯火が消えずにすんだ訳ですから(笑)。そして、現在の躍進に繋がった訳です。本当に偉い。もしもプロジェクトXでPHSが取り上げられていたら一押しのエピソードですね。

更に言うと、NTTや電力系に比べるとDDIポケットはインフラ面でもかなり不利だったと思います。何と言っても電柱が使えませんから。仕方なく、自立柱を使うしかなかったのですが、出来るだけコストをかけないように他社よりもセル範囲を大きくしてコストを浮かした事も今となっては有利に働いたようですね。何を書いているのかわからなくなってきました。

おそらく無理だとは思いますが、もしもBPSKに限らず、ソフトウェア的に旧世代の基地局をこれまで以上に向上できたとしたらすごいなぁと言う事です。ちなみに全て私の妄想ですので事実と異なっている可能性も大いにあります。何せインターネットの情報だけで書いた文章ですので……。まして技術的な事は一切理解できない人間ですし……。もしも間違い等がありましたら、優しくご指摘ください。

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