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2006年2月23日木曜日

次世代PHSの問題点

昨日の続きです。次世代PHSのうち最もやっかいな部分がアクセス網ではないかという所まで書きました。それは何故か? 皆さんご存知の通りPHSはISDNというインフラを前提にしたサービスです。ISDNとはNTTが構築した全国網ですね。これを活用する事で16万局という膨大な数の基地局とNTT局とを結んでいる訳です。

しかもISDNはNTTが巨費を投じて整備してくれた訳でウィルコムがアクセス網を整備した訳ではありません。もちろん自前ではないので使用料を支払わなければならない訳ですけど。言い換えれば使用料さえ払えば、基本的に全国展開できた訳です。しかし次世代PHSはそう簡単にはいかないでしょう。何故なら基地局の分だけアクセス網を用意しなけらばならないからです。しかもISDNより高速な物を全国規模でです。(この部分は私の知識不足の為、不正確です。)

アクセス網を用意できたとしても推定で20Mものスピードを誇る次世代PHSのアクセスに耐えられる帯域となると現在のISDNと比べて大幅なコスト増になる事は間違いないでしょう。仮にISDNの3倍(何の根拠もありません)と仮定した場合でも16万x3になります。ARPUの低いウィルコムだと死活問題ですね。基本的に無線基地局の場合、設置してしまえば以後のコストはかかりません。しかしコア網とアクセス網は使用した帯域に応じて毎月コストが発生してしまいます。とりわけアクセス網は16万局分ですから莫大なコストになるでしょう。

それでも大都市圏ならペイできるかもしれません。使用効率が高いですから。マイクロセルの本領発揮です。しかし地方に目を向けると効率はガクンと低下してしまい、逆にマイクロセルである事が足を引っ張ってしまうのではないでしょうか? 毎月発生するコストが現行のPHSならまだ良いのでしょうが、次世代PHSなら上記の理由により莫大なコストが発生してしまう事が予想されます。結果いつまでたっても地方のエリアは広がらないという現行のPHSと同じ結果に……。

次世代PHSが20M出ると言ってもあくまでも無線基地局レベルの話です。他の部分(コア網、アクセス網、端末)の事も考えるとそう簡単に導入できないかもしれませんね。ウィルコムが自由にできる部分は無線基地局と端末だけです。それより上位のネットワークは他から借りなければなりません。これは使用する帯域が多くなるにつれ、大きな負担になってくるのではないでしょうか?

そう考えると高速データ通信に傾倒すればするほど基幹網やアクセス網まで手がけるNTTやKDDIの優位性は強まるのかもしれませんね。長くなったので一旦終了します。偉そうな事を述べていますが、あくまで素人の戯言であります。大いに間違っている可能性があるのであしからず。

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