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2008年5月8日木曜日

Pandoraのハードウェア支援 #02

続きです。Pandoraというか「Omap3530」のハードウェア支援ですが、まず第一は「ARM Cortex-A8」です。これにはいろいろとおまけ機能がついているのですが、一番大きな特徴は「NEON」というSIMD命令セットの搭載らしいです。簡単に言っちゃうとMMXみたいな機能でしょうか。ちらっと調べたみたら、このNEONに最適化したコードを使うとMP3のデコード処理がたったの9.4MHzで出来ちゃったりするみたいです。その他にもOn2がこのNEONを使って最適化した高性能ビデオ・コーデックを公開したらしいですね。まぁOn2のやつは無料で使えるって訳じゃなさそうですが(笑)。そのNEONについての情報も、徐々にですが公開されだしていますので、すぐにとはいかなくとも、いずれは有能なコーダーによって使用可能になるかと思います。

次に「PowerVR SGX」。実はこれが一番厄介でして、残念ながらドライバー自体はオープンソースとして公開されることは無いと思います。ただし、TIのドキュメントを見ると、LinuxカーネルのOmapツリーに対応したドライバーが提供されるらしいので、少なくともTI純正のLinuxカーネルを使用する場合は、OpenGL ESに対応したドライバーが使用可能になるのではないかと思います。多分ですが、Linux環境における純正nVidiaドライバーのような存在になるのかな? 大満足とはいかないけど、完全に使えないよりはだいぶマシだと思います。

最後に「TMS320C64x+」ですが、これはなかなか期待できるのではないかと思っています。というのも、このDSPは単体でもかなり強力なパワーを持っているらしく、特にビデオのエンコード、デコードでは、かなりのパフォーマンスが期待できるからです。しかも、こちらは「PowerVR SGX」と違って、無料で使えるコンパイラや、Linuxカーネルと連携できる「DSP Gateway」といったツールが公開済みだからです。無論、公開されたからといって、誰もが簡単に活用できる訳ではないですが、幸い、Pandoraのデベロッパーや有名コーダーの人たちには、これらの機能を生かせるくらい有能な人材が何人かいるので、時間はかかるでしょうが、何らかの形で、この強力なDSPを生かす事ができるのではないかと思います。

具体的に言うと、第一はやはり、新たなビデオ、オーディオコーデックのDSPによる処理。ぶっちゃけちゃうと、「Ogg Theora」のハードウェアデコードです。こちらは既に計画されているようです。ちょっと長くなるので、また別の記事で書きますけど。後はDSPによるエミュレーターの画像フィルタとかですかね。2xSaIとか?最後にもう一度書きますが、すべて素人の妄想です。かなりの間違いが含まれている可能性大ですので、ネタ記事だと思ってください。

#外部リンク
Open source projects supporting Texas Instruments products fostering innovation | Texas Instruments
http://www.ti.com/corp/docs/oss/opensource.html

Neon Instructions - GP32X.com - GP32 GP2X Pandora The Wiz - open source entertainment
http://www.gp32x.com/board/index.php?showtopic=41883

Slides from TI developer conference (TIDC) open source session(PDF)
http://www.beagleboard.org/uploads/tidc_opensource.pdf

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