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2009年6月11日木曜日

Chromiumが結構いい感じ

少し前に導入したUbuntuでのChromiumですが結構いい感じになってきています。一番最初に導入(PPA版ですが)した時は、いきなり起動しなくて次の日のアップデートでやっと起動という波乱に満ちた幕開けだったのですが、あれからたった2ヶ月で目覚ましい進歩を遂げています。まずは起動すると必ず一緒に開いていたターミナル(デバッグの為?)が開かなくなり、V8が動作するようになり、通常のウェブ閲覧では、ほぼ落ちなくなりました。そしてつい最近になりHTML5のVIDEO TAGも部分的にサポートされるようになったようです。素晴らしい。

VIDEO TAGのサポートにより、本来なら例のYouTubeのデモが動作するみたいなのですが残念ながら私の環境では相変わらず動作しませんでした。もしかしたらChromeとChromiumとでffmpegの実装で差が出ているのかな。ソースコードが読めればすぐに理解出来るのでしょうけどね。残念ながら私にはわかりません。

ただOgg Theoraのデモサイトだと、Chromiumでもビデオ再生が出来たので何らかの形ではビデオタグがサポートされている事は確かですね。滅茶苦茶再生にCPUパワーを消費してましたけど。下手したら音声が再生出来ないくらいでした。今のままだと実用的ではないかもしれません。

やっぱり現状のffmpegだとOgg Theoraの実装があまり良くないというのは本当なのかもしれませんね。少し調べたらFirefoxのOgg Theora再生もかなりパフォーマンスが悪かったらしいですし。でもFirefoxの方はliboggplayの改良が進んできていて最新版だとかなり改善されているみたいですけど。この辺りを考えると以前書いたGSoCのliboggplayのCromium移植が待ち遠しくなってきますけど(笑)。まぁまだまだ先の話ですけどね。

こうやってみるとLinux環境におけるウェブブラウザーのデファクトスタンダードであるFirefoxも、盤石とは言えなくなってくるかもしれませんね。今の段階では100%、Firefoxの方がトータルで見れば優れていますけどChrome(Chromium)の開発スピードの速さを考えるとあと2、3年もしかしたら1年くらいでFirefoxに追いつくかあるいは追い越してしまう可能性も十分に考えられます。そういった意味ではGoogle Chromeの恩恵を一番受けるのはウィンドウズやマッキントッシュユーザーではなくLinuxや他のOSS系OSユーザーなのかも知れませんね。

Firefox、Chromium(webkit)と2つのライバルが切磋琢磨してくれるのは嬉しいのですが、欲を言えばもう1つ加わって三国志よろしく3国鼎立状態になってくれると更に良いのですけどね。現実的に考えればwebkit系(midoriとかEpiphany)がもう1つというのがあり得そうなシナリオなんですが、ここでOPERAのオープンソース化なんかが飛び込んでくるとおもしろいのですけどねぇ。正直言ってこのままwebkit系が伸びてくると組み込み系に強みがあるOPERAのテリトリーもだいぶ食い荒らされてしまうでしょうし。新しいビジネスモデルに取り組む必要性があるのかもしれません。

次の主戦場であろうJavascriptエンジンもOPERAは劣勢みたいですし。まぁ現時点で最強のV8はOSSなので、そのまま取り込んじゃうというのもアリと言えばアリかもしれませんが。実際QtはV8を取り込むらしいですし。多分。実は個人的にもう1つ、気になるウェブブラウザーがあったりしますけど。しつこいですが、あくまで素人が適当に考えた駄文ですので、あんまり鵜呑みにしないで下さいませ。

#追記
UbuntuのChromiumでも以下のようなウェブサイト(一番最後のリンク)でOgg Theoraの再生が確認出来ます。しかしながら再生にかなりのCPUパワーを消費します。私の環境だとビデオは再生出来るけど音声は再生されません。CPU消費も常に100%近く消費しますし。ちなみにIntel Celeron 440 (2.0GHz) です。

#外部リンク
Google Japan Blog: Google Chrome: Dev リリース 3.0.182.2
http://googlejapan.blogspot.com/2009/05/google-chrome-dev-301822.html

Ogg形式のビデオ再生機能がBeta 4でパフォーマンスアップ - Mozilla Flux
http://d.hatena.ne.jp/Rockridge/20090412/1239486741

screencast #2 of open web video in firefox 3.1 | Christopher Blizzard
http://www.0xdeadbeef.com/weblog/2009/02/screencast-2-of-open-web-video-in-firefox-31/

2 件のコメント:

  1. mp4は特許の関係でchromeでは有効、chromiumでは無効になっているという話だったような。
    それと再生が遅いのはffmpegに含まれるGPLな最適化コードを無効にしているからだと思います。また色空間の変換(yuv→rgb)にffmpegのlibswscaleではなく最適化されていない独自のコードを使っているのも原因だと思います(trunk/src/media/base/yuv_*)。
    それとsafariはvideoタグに対応しています。特許の関係でmp4しかサポートしていませんが(ogg未対応)。Youtubeのhtml5は元々safari用に作られたものです。

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  2. 詳しい説明ありがとうございます。
    とても参考になりました。

    やっぱり、ffmpegの設定が変更されているのですね。確かにライセンス的にどうのこうのという記事を見た記憶があります。

    safariも既にVideoタグに対応してるみたいですね。仰る通り、デフォルトではOgg関連は未対応ですが、XiphQTを導入すれば、Videoタグで再生可能というコメントがTheoraのMLでコメントされていました。

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