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2010年3月11日木曜日

Steam & Source on the Linuxの可能性 #02

続きです。さて前回でゲームにおけるクロスプラットフォームはDirectXを擁するWindows系環境が有利である事がわかりました。ここからがSteamの話です。SteamというのはPC (Windows)専用のオンラインのゲームプラットフォームです。簡単に言えばPC (Windows)に作られたゲーム専用システムみたいなものです。

SteamもWindows上のアプリケーションなので、当然扱っているゲームタイトルもDirectXで作られたモノが多い訳です。その方が製作者側も楽ですからね。ただ他のゲームコンソールと違いWindowsはOpenGL製のゲームも動作します。しかしながらWindows単一の場合は、ほとんどメリットがありませんので、個人ならともかく商業用では敢えて使用するメーカーは皆無でした。例えばDoomやQuakeで有名な「id Software」等はOpenGLにも対応したゲームを製作しています。

ここまでなら、全くLinuxなんて及びじゃない状況な訳です。ただし、最近になってこのSteamがWindows以外のOS、Mac OS XにSteamクライアントと同社の3DエンジンであるSource Engineを対応させると発表した訳です。しかも、わざわざOpenGLに対応したバージョンで……。ここからは完全に妄想です。何故わざわざMacに対応、しかもOpenGLにまで対応させた本格的な移植をしたのだろうか? 正直言ってわかりません。わかりませんがいくつか考えられる事はあります。

まずは移植のし易さ。先日までのSteamクライアントはIEに完全に依存したアプリケーションであり、他の環境への移植はほぼ無理な状態でした。しかし近年のウェブブラウザー競争によりWebkitがオープンソースとなり、移植の手間が大幅に省けるようになりました。それとSource Engineも始まりはid Softwareの3Dエンジン、「id Tech」であり、それを長い時間を掛けて独自のエンジンとして開発してきた歴史があります。

なので、実は途中まではOpenGLに既に対応していた訳です。更なるWindowsへの最適化の中で、いつのまにかOpenGLへの対応は打ち切られたようですが……。これを復活させるのは、他のエンジンに比べればそう難しくなかったのかもしれません。

次に、Mac OS Xの台頭。これは近年のiPod、更にiPhoneの快進撃を見れば明らかですね。10年前と比べたらMacの人気はうなぎ上りでしょう。しかも、iPhoneなんかはかなりゲームに力を入れてきていますからね。まぁSteamは今のところ、デスクトップ、あるいはノートパソコンがメインターゲットですが、これからの展開によってはiPhoneやiPADなんかの携帯機器向けに最適化されたバージョンが出てくるのかもしれません。

その為の布石と考えるとそれほどおかしな話ではないのかもしれません。新規ユーザーの開拓にもなりますからね。そして最後はXbox360の存在。実はこれが一番大きな脅威&Linuxへの対応に関係しているのではないかと個人的には考えています。それは何故か? 次回へ続く。

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