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2010年5月25日火曜日

FFmpegのVorbis品質が悪い件

WebMの音声コーデックにXiphのVorbisが正式採用されたのは嬉しいのですが、早速問題が発生しているようです。どうやらFFmpegに内蔵されているVorbisエンコーダーの品質が低くてVorbisの良さを十二分に発揮させる事が出来ていない模様。うーん、残念。余計なことを書くと怒られちゃいそうですが、昔っからFFmpegの開発者は何故かXiph関係の開発には熱心じゃないんですよね。

設計思想の違いがあるのかもしれませんが、VorbisにしろTheoraにしろ、品質よりもエンコードの速さといった部分に注力しているような節があるし。まぁ私のような素人が口を出すことではないのですけど……。問題は、この低品質なFFmpegのエンコーダーが広く使われる可能性が高いってことです。特にWebM関係で。YouTubeも今あるコンテンツをWebMに変換している最中らしいですが、おそらくこのFFmpegを使用して変換している(と思う)のでかなり不安です。

ただでさえ元ファイルからのVorbisへの再変換なので、Vorbisにとっては不利だというのに。これが元ファイルがロスレス(Flac等)なら問題はなかったのですけどね。多分AACとかからVorbisだから、かなりキツそう。まぁ仕方ないと言えば仕方がないのですけど。ただFFmpegに関しては修正出来る余地はまだありますので至急対応して貰いたいですね。WebMの評価もまだ定まっていない時期ですし。ここで下手な印象がつくとこれから先、払拭するのが大変ですからね。

既に、Monty氏(Xiph代表でVorbisのオリジナル開発者)や蒼弓氏(現在、最も優れているVorbisエンコーダー「aoTuV」の開発者)が自らのブログで、この問題について注意を呼びかけておられますのでWebMに興味がある方は目を通しておくといいかも。ちなみにaoTuVはもう直ぐ公式エンコーダーに大部分が取り込まれる予定らしいです。出来ればWebMの発表前に統合されるとよかったのですが世の中そう上手くはいきませんよね。

#外部リンク
Monty - Ogg and WebM technical alert: default FFmpeg Vorbis encoder is broken
http://xiphmont.livejournal.com/51160.html

蒼弓ノート » Blog Archive » WebMとYouTubeとVorbis
蒼弓ノート » Blog Archive » WebMとYouTubeとVorbis

aoTuV - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/AoTuV

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