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2010年5月30日日曜日

The Humble Indie Bundle のその後 -Lugaru HD-

相変わらず暇なので先日書いた「The Humble Indie Bundle」の追跡調査をしてみようと思います。その前によく読ませてもらっているウェブサイトにThe Humble Indie Bundle の記事が書かれていたので紹介しておきます。1つはSourceForge.JP Magazine。ここは普段はOSS系の話題が主なのですが、時々OSS系のゲームも取り上げているのでありがたいです。特にRyzomなんかは数年前のFree Ryzomでも取り上げてましたし。

もう一つはゲーム系サイト大手の4Gamer.net。ここはOSS系はあまり関係ないですが、結構為になる記事が多いのでよく読ませてもらってます。特に今回の記事はThe Humble Indie Bundle だけじゃなくて、Ryzomも取り上げてくれているので、普段OSS系に興味のないゲームファンにもOSS、あるいはLinuxに興味を持ついいきっかけになったのではないかと個人的には喜んでいます。

前置きはそのくらいにして本題に入りたいと思います。まずThe Humble Indie BundleでOSS化が約束されたゲームは4つ(現在)あります。そのうちの3つが既に何らかの形でOSS化されています。今回はLugaru HDについて調べてみました。ひとくちに「OSS」といっても実際にはいろいろとタイプがあります。GPLやBSDといったライセンスの違いもありますし、またゲームのようなプログラムの場合、ゲーム全体のソースコードか実行エンジン部分のみに留まるのかといった違いがあります。実際The Humble Indie Bundle のゲームもいくつかのパターンにわかれているようです。

今回取り上げるLugaru HDですが基本的に2つのライセンスに分割されているようです。プログラムの実行部分は「GPLv2」。音楽やグラフィックといったコンテンツ部分、いわゆる「asset(資産)」はゲーム会社(Wolfire Games)の独自ライセンスで「無料での頒布、改変は自由だが有料での頒布、改変は禁止」というものらしいです。出来ればクリエイティブ・コモンズにしてくれるとわかり易くて楽なんですけどね。同じような条件も設定出来ましたし。といいつつ私もよく理解出来てませんけど。一応以下のような説明文が書かれていました。「Data」フォルダ以下はGPLv2ではなく独自ライセンスが適用されるって事だと思うのですけど。間違っていなければですが。
All game assets and demo data (should all be in "Data" folder
in the root of the source tree) are not under the same license
as the engine code. Wolfire has allowed the data to be freely redistributed
for non commercial purposes, but it is forbidden to use in any revenue
generating works.
肝心のソースコードですが一応、icculus.orgのツリーが本線らしいです。実際のメインはGoogle Code になってるっぽい? 説明文を読むとCMakeを使うようにしてソースコードのバグ修正とクリーン化、後は無理のない改良が目的らしい。既に3Dモニター対応とゲーム内のダメージバー表示の改良が加えられているみたいです。それとゲーム自体もライセンスに基づき無償で配布されているみたいです。Windows、Mac、Linuxとそれぞれのバイナリ形式で配布されています。

試しに私もLinux版をダウンロードして実行してみましたがなんの問題もなく動きました(Ubuntu 10.04 32bit)。今のところ、全て英語ですが、ゲーム自体はかなりシンプルなので、特に問題もなく遊べると思います。見た目もシンプルなのですが、実際にやってみると結構おもしろいです。まぁ大作という訳ではないですけど。

製作元のフォーラムを読むとBlenderでデータを弄る事が出来るらしいので自分でキャラクターを作ったりして遊べそうです。その際、元データを弄って新キャラ等を作った場合、無料配布前提なら特に問題ないですが有料配布しようとする場合はNGなので注意が必要です。逆に言えば音楽やキャラデータなんかを自分で用意すれば有料無料問わずに配布する事が可能になるのでコミケとかで売ることも可能になると思います。エンジン部分に手を加えた場合はGPLv2に従って(要請があれば)改変部分を公開する義務が生じますけど。って、そういう解釈であっていると思うのですが、当方はプログラマーでも専門家でもないので、間違っているかもしれません。

余談ですが私も最終日にThe Humble Indie Bundle に参加してみました。その際に初めてGoogle Checkout を使ってみたのですが思ったよりも簡単に支払いが出来てびっくりしました。実物がある場合は住所の確認とかで大変でしょうがソフトウェアや音楽ファイルなんかの場合なら日本だろうが外国だろうがもはやあまり関係無い世界になってきましたね。いい事なんでしょうがそれだけ競争が激しくなるって事でもあるので一概に喜べないのかも。特に日本のような国にとってはですけど。

#追記
今調べてみたらassetsの一部がライセンス変更されてました。「CC-BY-SA 3.0」で提供されるらしい! 素晴らしい。残念ながら全てのassetsが再ライセンスされた訳ではないですが、最低限のデータは使用できるようになった(と思う)ので、このassetsを使用した「Open Lugaru」のようなプロジェクトが迅速に開発可能になるでしょう。さらに言えば各Linuxディストリビューションが採用しているライセンスとも相反する事がなくなるでしょうから、リポジトリに収録もしやすくなると思います。本当に素晴らしい事です。

#Picasa
主人公をうどんげに改造……出来ねぇ。

#YouTube
Lugaru HD - Wolfire Games - YouTube
http://youtu.be/LWTxaAj5w-4



Fighting Fundamentals For Lugaru - Wolfire Games - YouTube
http://youtu.be/71Dc5oUzib8



#外部リンク
ユーザーが値段を決めるゲーム集「Humble Indei Bundle」、オープンソース化へ - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
http://sourceforge.jp/magazine/10/05/13/1049247

4Gamer.net — Access Accepted第263回:ゲームのオープンソース化時代到来
http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20100517007/

Lugaru HD - Wolfire Games
http://www.wolfire.com/lugaru

Portal:Lugaru - Wolfire Games Wiki
http://wiki.wolfire.com/index.php/Portal:Lugaru

Lugaru - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Lugaru

Wolfire Games Forums - View forum - Lugaru
http://forums.wolfire.com/viewforum.php?f=7

Lugaru goes open-source - Wolfire Games Blog
http://blog.wolfire.com/2010/05/Lugaru-goes-open-source

Zero-day open source contributions - Wolfire Games Blog
http://blog.wolfire.com/2010/05/Zero-day-open-source-contributions

icculus.org headlines
http://icculus.org/news/news.php?id=4590

The lugaru Archives
http://icculus.org/pipermail/lugaru/

icculus/lugaru: Summary
http://hg.icculus.org/icculus/lugaru/

lugaru - Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/lugaru/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle_3975.html

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