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2010年6月28日月曜日

The Humble Indie Bundle のその後 -総括-

一応ですがThe Humble Indie Bundleでオープンソースとして公開された4つのゲームを自分なりに調べてみました。ここからは前回まででフォロー出来なかった情報や新たな動きについて補足しつつ、まとめてみたいと思います。まずはLugaru HDですが新しいプラットフォームに移植されたようです。

そのプラットフォームというのが、何と「Amiga OS」と、そのオープンソース版? である「AROS」だそうです。素晴らしい。こういうのがオープンソースの醍醐味ですよね。余談ですがAmigaってまだ開発されているのですね。そういえば平沢進氏がAmigaの起動音を担当したとかいうニュースがあった気がします。他に進行中な話題としてはLugaruのソースコードの見直し。素人なのでどこがどうなのかわかりませんがLugaruのソースコードは独特すぎて他の人からすると相当汚いらしいのです。まずはそこをよりわかり易いコードに修正することが目標みたいです。

それと並行してassetsの改善及びオープンライセンスのassetsへの変更が進行中です。まぁそれほど活発ではなさそうですけど。とりあえず主人公の3Dモデルが新モデルへと変更になる「可能性」が高そうです。実際フォーラムで新モデルを開発中の方がいらっしゃいますし。assetsの変更はあくまでオープンなゲームとしてオリジナルとは別ラインの開発になりそうですけど。謂わば「Open Lugaru HD」みたいなゲームとしてですね。

次にPenumbra: Overture ですが、これはそれ程変化はないですね。残念ながらassetsが非公開なのでゲーム本体が無いと遊べませんし。それにゲームのジャンルがアクションアドベンチャーなのでオープンソースと言っても改造するのが難しいというのも大きいです。例えばある人物が死ぬはずのところをOSS版で死なないようにする事が可能になったとしても、それは改良になるのかという疑問がありますし。アドベンチャー特にホラーは下手に素人が弄っても蛇足になるか根本的に物語を破綻させてしまう可能性の方が大きいですからね。まぁそういうのもアリなのがオープンソースなのでしょうが。

ということで残念ながらPenumbra: Overture 自体の改良はあまり進まないと思います。一応Wiiリモコンでプレイ出来るようにした人がいますけど今のところそれくらいしかないようです。余談ですが、Penumbra: Overtureのエンジン部分、「HPL1 Engine」って、「H・P・ラヴクラフト」から取ってそうですよね。確証はありませんが多分そうだと思います。気付かなかった……。

そのHPL1 Engineですが、もし弄る人がいるとしたら、やはり物理エンジン部分の変更でしょうね。具体的にはBulletへの変更でしょうか。ちょっと調べてみたら他のゲームエンジンも同じような過程でBulletへ変更したものがあるそうです。ということで、これから自分のゲームエンジンを作ってみようと思っている人がいたら、最初からBulletを採用した方がいいかもしれません。勿論OSS化を考えていればですけど。次に「Gish」ですが、これも前回から特に変化無しですね。オープンライセンスのassetsを使用したFreeGishのようなプロジェクトが起動に乗ってくれると良いのですけど。

最後に「Aquaria」ですが、これも取り上げてから3日しか経ってないので特に変化無しです。こちらもオープンなassetsが一切無い状態なので、あまり多くの人の関心が得られていない状態です。ゲーム自体は結構面白いし前回も書いたようにレベルエディタを内蔵しているので、一旦オープンなassetsが公開されて、かつ水中以外のアクションが可能になれば一気に開発が活発化する可能性は十分にあるとは思うのですけどね。

ということで駆け足でThe Humble Indie Bundle を紹介してきましたが、いくつか問題点というか気になる点が見えてきました。まずはソースコードの公開場所。これは意外と重要だと思います。といっても私はプログラマーじゃないので実際の開発者の方とは意見が異なるかもしれません。

一番理想的なゲームはLugaru HDかなと思います。オリジナルの公開場所としてicculus.orgがあり、なおかつ実際の開発用としてGoogle Codeも用意されているという構成。何だかんだ言ってGoogle Codeは使いやすそうですし。他のゲームはGoogle Codeを使っていませんがLugaruのGoogle Code を見るとバグ報告やクローンの開発が活発なのがよくわかりますし。

次にassetsの重要性。これもLugaruを例に出しますが限定的ながらフリーで全assetsが使用可能なのはLugaruだけなので他のゲームと違い公開されたソースだけで完全なゲーム内容をプレイ可能であり変更内容の確認もスムーズに行う事が可能です。他のゲームはまずassetsの代替物作りから始めないといけないのが痛いですね。一応Gishは代替物でプレイ可能なレベルですがこれはゲーム内容自体がとても単純だから為せるだけですし。

実際Penumbra: OvertureやAquariaのような多くのassetsを使用するタイプのゲームを代替物で再現するのはかなり難しいでしょう。出来たとしてもかなり時間がかかりますしね。しかもAquariaのようなアクションゲームでなおかつ、簡易エディタが内包されているゲームならともかくPenumbra: Overtureのような高度な3Dゲームの場合assets作りもかなり難しいですし。

例えば3Dモデルやマップの作成方法や独自フォーマットゆえの汎用性の無さとか。この辺りを踏まえて、オープンソースのゲームに必要なモノとは何かを、また考えてみたいと思います。まぁいつもながら、素人の戯言ですけどね。

#追記
Amiga(AROS)に移植されたLugaruのビデオですが説明文を読むとNvidiaのオープンソースドライバー「Nouveau」を使用しているそうです。素晴らしい。こういったマイナーOSでも3Dゲームが出来るというのがオープンソースのドライバーの素晴らしさですよね。確か、Haiku OS にも、Nouveauが使われているらしいので、そのうち、Haikuにも移植されるかもしれませんね。まだ使われていないみたいですね。一応、計画はあるのかな?

#Picasa
最新版のLugaruをビルド。オリジナルと比べると新たに体力ゲージが追加されてます。

#Youtube
AROSに移植されたLugaru HD
LugaruHD.wmv - YouTube
http://youtu.be/YozKvRwlzV4



Penumbra: Overture gone open source - 4th update on my Wii project - YouTube
http://youtu.be/d4heV1s8M0E



#外部リンク
Lugaru comes to the Amiga - Wolfire Games Blog
http://blog.wolfire.com/2010/06/Lugaru-comes-to-the-Amiga

Amiga - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Amiga

AROS Research Operating System - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/AROS_Research_Operating_System

平沢進 - Wikipedia
平沢進 - Wikipedia

nouveau - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Nouveau

Haiku (オペレーティングシステム) - Wikipedia
Haiku (オペレーティングシステム) - Wikipedia

BeOS互換OS「Haiku」の初となる公式開発版「Haiku R1/Alpha」を試す - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
http://sourceforge.jp/magazine/09/09/26/0812219

[Phoronix] Haiku OS Hopes For New 3D Stack
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=ODA1NQ

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