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2010年7月1日木曜日

UbuntuとTakaoフォントの謎

前々から疑問に思っていたのですがUbuntu 10.04から導入されたTakaoフォントのパッケージって何か変じゃないですか? 挙動がおかしいっていう訳(といいつつ、本家だとちょっと変かも)ではなくパッケージングのされ方がって事です。ウェブ上から確認できるパッケージだと以下のようになっているようです。
ttf-takao パッケージ
* lucid (fonts): Japanese TrueType font set, Takao Fonts [universe]
003.02.01-2ubuntu1: all

ttf-takao-gothic パッケージ
* lucid (fonts): Japanese TrueType font set, Takao Gothic Fonts
003.02.01-2ubuntu1: all

ttf-takao-mincho パッケージ
* lucid (fonts): Japanese TrueType font set, Takao Mincho Fonts
003.02.01-2ubuntu1: all

ttf-takao-pgothic パッケージ
* lucid (fonts): Japanese TrueType font set, Takao P Gothic Font
003.02.01-2ubuntu1: all
「ttf-takao」は「ttf-takao-gothic」と「ttf-takao-mincho」のメタパッケージ。これは特に問題無しですね。次に「ttf-takao-gothic」。これはTakaoゴシックとTakao Exゴシックがセットになったパッケージで、更にTakao Pゴシックが依存パッケージに指定されています。

この時点で少しおかしい気がしますが続けて「ttf-takao-mincho」に行きます。これはTakao明朝とTakao Ex明朝、更にゴシックでは別パッケージだったTakao P明朝までセットになったパッケージのようです。最後は「ttf-takao-pgothic」。これはTakao Pゴシックのみのパッケージですね。で、何がおかしいかというと、TakaoフォントとTakao Exフォントが別々のパッケージになっていないということとTakao Pフォントだけが独立パッケージになっていて、対のTakao P明朝はTakao明朝とセットになっているって事です。

もしかしたらTakao Pゴシックは一番ポピュラーなフォントに指定されていて独立で使われる可能性が高いから別パッケージにしているのかもしれませんが、Takaoフォントのオリジナルといってもいい「IPAフォント」のパッケージ方法とも違っているのが気掛かりだったりします。ちなみにIPAフォントのパッケージは以下のようになっているようです。

otf-ipafont パッケージ
* lucid (fonts): Japanese OpenType font set, IPAfont [universe]
00302-4: all

otf-ipafont-gothic パッケージ
* lucid (fonts): Japanese OpenType font set, IPA Gothic font [universe]
00302-4: all

otf-ipafont-mincho パッケージ
* lucid (fonts): Japanese OpenType font set, IPA Mincho font [universe]
00302-4: all

otf-ipaexfont パッケージ
* lucid (fonts): Japanese OpenType font, IPAexFont (IPAexGothic/Mincho) [universe]
00101-2: all

otf-ipaexfont-gothic パッケージ
* lucid (fonts): Japanese OpenType font, IPAexFont (IPAexGothic) [universe]
00101-2: all

otf-ipaexfont-mincho パッケージ
* lucid (fonts): Japanese OpenType font, IPAexFont (IPAexMincho) [universe]
00101-2: all
「otf-ipafont」は「otf-ipafont-gothic」と「otf-ipafont-mincho」のメタパッケージ。「otf-ipafont-gothic」と「otf-ipafont-mincho」はそれぞれゴシックとPゴシック、明朝とP明朝がセットになったパッケージです。Takao Exフォントと違いIPA Exフォントは、独自にパッケージングされているようで「otf-ipaexfont」が「otf-ipaexfont-gothic」と「otf-ipaexfont-mincho」のメタパッケージになっているようです。「otf-ipaexfont-gothic」と「otf-ipaexfont-mincho」は、それぞれIPA Exフォントのゴシック体と明朝体ですね。

素人目でもIPAフォントとIPA Exフォントのパッケージングの方がわかり易いですし、何よりIPAフォントの(ほぼ)ライセンス対策版でしかないTakaoフォントがオリジナルと違う構成でパッケージングされているのは、いらぬ混乱を招くだけではないかなぁと思うのですが、そう単純な訳でもないのかなぁ。もし私がパッケージングするならば、以下のようにするかもしれません。
ttf-takao-all パッケージ
TakaoフォントとTakao Exフォントのメタパッケージ

ttf-takao パッケージ
各種Takaoフォントのメタパッケージ

ttf-takao-gothic-all パッケージ
TakaoゴシックとTakao Pゴシックのメタパッケージ

ttf-takao-gothic パッケージ
Takaoゴシックのみ

ttf-takao-pgothic パッケージ
TakaoPゴシックのみ

ttf-takao-mincho-all パッケージ
Takao明朝とTakao P明朝のメタパッケージ

ttf-takao-mincho パッケージ
Takao明朝のみ

ttf-takao-pmincho パッケージ
TakaoP明朝のみ

ttf-takaoex パッケージ
Takao Exフォントのメタパッケージ

ttf-takaoex-gothic パッケージ
Takao Ex ゴシックフォントのみ

ttf-takaoex-mincho パッケージ
Takao Ex 明朝のみ

正直プロポーショナルフォントと等幅フォントを別々にパッケージングするのはやり過ぎかもしれませんが他の日本語フォントで、ここまで豊富なタイプに分かれているフォントシリーズが無いだけな気がするので詳細に分けた方が無難かなぁと思いまして(笑)。まぁ素人が疑問に思っただけなので実際に何故こうなっているのかは分かりませんけどね。誰かに聞けばはっきりするのかもしれませんけど。

#追記
Debianだと以下のようになっているようですね。Takao Pゴシック単体は無しでTakao Exはそれぞれゴシックと明朝に含まれているようです。IPAフォントの方だとIPA EXフォントは独立してるみたい。UbuntuのIPAと同じ扱いみたいです。IPAフォントはバージョンごとにライセンスが違ったりフォントが変更されたりしているのでパッケージも複数あって非常に分かりづらいですね。一番痛いのが最新版で「UI ゴシック」が削除されている事です。何故なんだろ……。

ttf-takao パッケージ
* sid (unstable) (fonts): 日本語 TrueType フォントセット - Takao フォント
003.02.01-2: all

ttf-takao-gothic パッケージ
* sid (unstable) (fonts): Japanese TrueType font set, Takao Gothic Fonts
003.02.01-2: all

ttf-takao-mincho パッケージ
* sid (unstable) (fonts): 日本語 TrueType フォントセット - Takao 明朝フォント
003.02.01-2: all

#外部リンク
Ubuntu -- パッケージ検索結果 -- takao
Ubuntu -- パッケージ検索結果 -- takao

Ubuntu -- パッケージ検索結果 -- ipa font
Ubuntu -- パッケージ検索結果 -- ipa font

Debian -- パッケージ検索結果 -- takao
Debian -- パッケージ検索結果 -- takao

2 件のコメント:

  1. ttf-takao-gothicとttf-takao-pgothicが分かれているのは、TakaoフォントをLiveCDに搭載したいが、容量が限られているのでPゴシックだけ別パッケージにして入れているというのが理由です。
    http://jp.releases.ubuntu.com/10.04/ubuntu-10.04-desktop-i386.manifest
    https://wiki.ubuntu.com/Translations/PreferredFonts

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  2. コメントありがとうございます。
    早くもPゴシックの謎が解けました(笑)。

    なるほど、Live CD の容量不足が原因だったのですね。確かに日本語のフォントはサイズが大きいですからね。

    DVDがデフォルトで、サブとしてCD版も用意するみたいな方が、日本みたいなブロードバンド大国には有利なんでしょうけどね。

    返信削除