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2012年4月22日日曜日

Linux版Steamのその後

ご無沙汰しております。相変わらずダラダラと過ごしているのですが、ブログっていうのは一度書く気が失せると、なかなかヤル気が出てこないものなんです:-(

さて、タイトルにも書きましたが今日の話題もLinux版Steamについてです。この前までの情報(妄想)では、ValveがLinuxやOpenGL等の開発者を募集し始めるというのと、Linux版Steamではネイティブな実装よりも「Wine」のような互換API的なラッパーを使用するのではないかと書きました。それとSteamプラットフォームに統合された「RAZER HYDRA」というモーションコントローラー? の話。後はAppleが独自のゲームコントローラー的なモノを開発しているのではないかとも。まぁこれは完全な余談でしたけど。

あれから暫く経ちましたが、Valveから独自のハードウェアに関する発表がありましたね。その内容は、私が妄想していたx86(AMDのAPU)を使った専用ハードどころの話じゃなくて、何と「ウェアラブルコンピュータ」的な全く新しいゲームガジェット? の研究開発に着手する為の人材を募集中というものでした。正直、話がデカすぎて肩透かしを食らった感じがしますが、Valveが何らかの専用ハードを模索しているのは確かなようです。

別の話として、Appleの現CEOであるTim Cook氏自らが、Valve本社へ出向いて話し合いをしたという情報がまことしやかに囁かれたりもしていました。噂の内容は共同で何らかのゲーム(ハードウェア、プラットフォーム等)関連の開発を行うのではないかというものでした。まぁこちらはすぐさまValveが否定しましたけど。私もこの話は胡散臭いなとは思いましたが、つい先日の両者の動き(Valveの独自ハードウェアとAppleの独自コントローラー?)をみると、幾分、真実味を帯びるのは確かですね:-(

そんな感じの一週間だったのですが、ここ数日でまた面白い話が出てきました。まずはSteamクライアントのアップデート。いくつかある更新内容の中に、見逃せない一文が書いてありました。
- Added initial support for the Community Overlay in Mac games hosted by Wine. Currently validated with The Witcher
詳しく調べていませんが、Steamの公式アナウンスに「Wine」の名前が出てきたのは、これが初めてではないでしょうか? まぁSteamプラットフォームにWineを統合するといった大きな話ではないですけど。以前の情報と一部合致(ネイティブではなく、Wine経由でのサポート)する内容かも。

まぁ、上の話はあくまで「Mac」に対する内容なんですけど、もう一つの情報は違います。先日収録されたGabe Newell氏のインタビューの中で、Gabe氏自らがSteamのLinuxについて言及しているのです! 実際に語られたのは10秒足らずですが、確かに「Linux対応中」と……。まぁ上記の「ウェアラブルコンピュータ」も対応中といえば対応中な訳で、実際どのレベルで「対応中」なのかは語られてはいないようですが、Linuxについて何らかの検討が行われているのは確かなようです。何せ、Valveの一番偉い人が語っている訳ですからね:-)

一応、Phoronixの中の人が、来週半ばにValveの本社に乗り込んで情報を引き出すつもりらしいので、何かしら進展があるかもしれません。来週はUbuntu 12.04のリリースも控えていますし、Linuxユーザー兼ゲーマーな人には面白い一週間になるかも知れませんね:-)

#追記
そうだ。SteamのWineネタで、もう1つ書くつもりだったんだ。すっかり忘れてた。歳のせいか忘れっぽくなってきたなぁ……。まぁいいや、実はWine上でSteamを動かすと、「Wineで動かしてます」ってSteam側で認識されてるんですよね。システム情報にしっかりとWineの項目が追加されて、ご丁寧にバージョンまで書かれちゃいますし。

面白い話があって、Steamでは無いのですが、以前BlizzardのWardenというチート防止ソフトがWineをチートツールと誤検出して、Wine経由のユーザーがBlizzardのサーバーから締め出されてしまった事があったそうです。暫く経つと、また遊べるようになったそうですけど。

つまり、Blizzard側もWine経由のユーザーが存在しているのを認識して、しかも、追い出すことをしないでいてくれているって事なんですよね。だからといって、公式に認めている訳ではないですけど。言い換えるとBlizzardもSteamも、Wine経由のユーザーをどうするかは、判断次第って事なんですよね。これがプラットフォームビジネスの怖いところです。

例えばGOG.comのようなDRMフリーで、売り切りなサービスな場合、購入したゲームをどの環境で遊ぼうが(倫理的にはともかく)問題は無いわけです。だから、FalloutをGOGで買って、それをUbuntu上でWineを使って遊べる訳です。勿論、技術的にWindows以外で動かせるかどうかは、また別ですけど。

同様にSteamをWineで動かして、なおかつSteam上でFalloutを遊ぶ事も可能ですが、もしもSteam側がWineでの起動をNGと判断した場合、将来的には締め出される可能性が無いとはいいきれないですからね。WineのバージョンまでValveに把握されてる訳ですから。勿論、Wine側で細工して、巧妙に隠蔽すれば可能かもしれませんが、あまりにも不毛ですし:-(

そう考えると、やはりGOG.comのようなDRMフリーで売り切り型、ウェブサービスはあくまでオンラインストレージのみ、というやり方が一番なのかも知れませんね。

#Picasa

#外部リンク
ゲーム大手 Valve 、ウェアラブルコンピュータの研究開発に着手。求人中。 - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2012/04/15/valve/

Valve: How I Got Here, What It’s Like, and What I’m Doing | Valve
http://blogs.valvesoftware.com/abrash/valve-how-i-got-here-what-its-like-and-what-im-doing-2/

Appleの現CEOがValve本社を訪問、新たな共同戦略を展開?―海外報道 - Game*Spark
http://gs.inside-games.jp/news/329/32941.html

ニュース - Steam client update released
http://store.steampowered.com/news/7785/

インタビューの10:45から10秒間くらい
Episode 001 – The Tangy Zip of Gaben (April-16-2012)
http://www.sevendaycooldown.com/site/episode001/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-2.html

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