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2012年4月29日日曜日

Steam Box の謎 その6

Steam Boxの謎を(勝手に)追うシリーズ第六弾。今日はズバリOS含むソフトウェアについて:-) まぁ例の「ウェアラブルコンピュータ」の話が出た後だと、Steam Boxが伝統的な据え置き機なのかすら正直わかりませんけども:-( ここは据え置き機を前提に考えてみたいと思います。

以前も書きましたが「既存のスタンダードなPCタイトルが動作する」という一文が最大の謎なんですよね。これを考えると基本はWindows系、だいぶ頑張ってWindows Embeddedって事になると思うのですが、私的には今回のSteam Box騒動は、Valveにとっての「ノアの箱舟」的な意味合いがあると思っているので、最もコアな部分であるOS部分を他社(MSやApple)に握らせる事は無いのではないかと思うんですよね。

FSS(えっ?)で喩えると、マジェスティック・スタンド勃発時のクバルカン法国なんですよね……。つまり、近い将来、母星であるカラミティ星(Windows)がもう少しで爆発(Windows/XBOXの統一ゲームプラットフォーム)で流浪の民になるクバルカン(Steam)が、今のうちに未開拓なボォス星(Linux)に移住する為の橋頭堡を確保するのが狙いではないかと(えっ?)……。なんで書いちゃったのかわかりませんが、書いちゃったのでそのままにしておきます:-(

Appleとの共闘というのも、ゼロとは言い切れないかも知れませんが、私的には上記と同じ理由で無いと思いますけど。まぁ最終的にWindows系OSを採用するにしろ、こういった代替プランをぶらつかせるだけでも、MSにプレッシャーを与える事になりますからね。多少安く仕入れられるかも知れませんし:-)

と言うことで、私の妄想の中ではSteam BoxはLinuxベースという前提で考えていきたいと思います。一口にLinuxといっても、最近はいろいろとありますからね。例えば「Android」。スマートフォンのように、基本的には素のAndroidでその上にSteamプラットフォームを移植するというやり方。これはSonyが「PlayStation Suite」でやろうとしている事に近いかも。他にはAndroidを独自に改造して独自のプラットフォームを確立する方法。これはAmazonがKindle Fireでやろうとしている事に近いですかね。

個人的にはAmazonのやり方は結構良いと思います。Amazonくらい体力がある企業ならばですけど。ただし、このやり方は既にWindowsベースのコンテンツを多く抱えるSteamでは難しいでしょうね。Amazonのように電子書籍や音楽、動画ファイルを取り扱うのに比べると、SteamのWindowsベースのゲーム資産は、現状のAndroidベースのプラットフォームでは、互換性が皆無でしょうし。まぁ通常のLinuxベースでも、100%の互換性は無理ですけど。

と言うことでAndroid系は無いと思います。また、他のモバイル系OS(WebOSやTizen)も成熟度の問題等で無理ではないかと。となると、既存のデスクトップOSベースかChrome OS(Chromium OS)、あるいは完全にフルスクラッチなOS? Valveほどの大企業なら、フルスクラッチなOSも可能だとは思いますが、Steam Boxとは別にLinux版Steamクライアントも噂されている事からも、基本的には既存のディストリビューションベースというのが無難な考え方だと思います。

現状の噂からすると、Linux版クライアントの対象ディストリビューションは「Ubuntu」だと言われています。なので個人的にはUbuntuベースになるのでは無いかと……。ちなみに、対象環境はUbuntu + NVIDIA/AMDのプロプライエタリドライバーという事になっているようです。

Chrome OSというのも、個人的にはアリだとは思うのですが、Androidと同様に、あまりにも既存のSteamコンテンツと違いがありすぎて、現実味は薄いかなと。世間ではChrome OSはだいぶ評価が低い感じですが、私の印象ではそうでもないんですよね。確かにまだまだな部分が多いのは事実なのですが、Googleもかなり手を入れてきてますからね。しかも、根本的な部分にも。

例えば、Chrome OSのGallium3D対応とか。基本的にChrome OSはIntelベースなんですが、Intel自身はGallium3Dに今すぐ対応するつもりがなかったらしいのですが、Googleは自らがIntelのチップセットのGallium3D対応を進めたりしてますし。その為にNouveau開発者をスカウトして、対応作業に応らせたりしているようですし。

他にも、Coreboot対応も独自に進めているようですし。こちらもIntel自身はCorebootに積極的ではないので、Google自らが対応するという力の入れっぷり。ちなみにCorebootはAMDのAPUにはデフォルトで対応済みなようです:-) 少ないものの、実際の製品にも採用されているようですし。

Chrome OSベースという線も薄いとなると、やはりUbuntuベースで行くのではないかと。ここで登場するのが以前も登場した「Ubuntu Core」。名前からも判る通り、基本的にはUbuntuのコア技術(LinuxカーネルやAPT、Upstart、PulseAudeio等)を流用しつつ、上モノであるアプリケーション部分は独自なモノで構築出来るという代物です。従来の組み込みという考え方からしたら、かなり緩いですが、「Windows Embedded」的な意味では、だいぶ近いかなぁなんて、素人ながら考えています。これなら、本家UbuntuでのSteamクライアントとの整合性も取りやすいでしょうし。

運良く? Ubuntu CoreもLTSでリリースされる(た)時期ですし、ベースとして使うには今がチャンスな気がします。ここから先のUbuntuは、「Wayland」導入という大転換期に突入してしまいますしね。まぁ正直言って、Linuxクライアントが今年中に出たからといって、LinuxベースのSteam Boxが実際に出るまでは何年も先、下手したらR&Dレベルで終了してしまうかもしれませんけども。

実際に商品化されないとしても、先程も書いたように最低限、Windowsへの「あて馬」になってくれさえすれば、Vavleとしてはやる意義があると思いますしね。少し古い話ですが、かつて「OLPC」が搭載OSをLinuxにすると発表した際に、あのスティーブ・ジョブズ氏がMac OS Xを無料で提供すると即座に申し出た事があったそうです。また、AMDが似たコンセプトの「50x15」プロジェクトを立ち上げた際も、搭載OSはLinuxが予定されていたのですが、今度はマイクロソフトが即座にWindowsベースのOSの提供を申し込んだという話があります。

OLPCは基本理念が教育である事から、OSもまた自由であるべきという考えに基づき、ジョブズ氏の申し出を断ったのですが、AMDの50x15の方はWindowsベースのOSが採用されてしまいました。この差が学者と企業の考え方の違いみたいで、個人的には面白いエピソードだなぁと思ったり:-) 残念ながら、両者ともに成功とは言いづらい状況ではありますけどね。ただOLPCのおかげで、その後のネットブック旋風が起こり、コンピューターのコモディティ化が更に加速したのは事実だと思います。その流れの果てに「Raspberry Pi」もある訳ですし。

はてさて、このSteam Box狂想曲の結末は如何に:-) 乞うご期待!

#Picasa

#YouTube
Googleが独自に対応したChromebookでのCoreboot 確かに速い!
Samsung Chromebook Prototype Coreboot Demo Shows Off Instant On - YouTube
http://youtu.be/RypqMqtTPs8



#Amazon
リブート読みたい……。ちなみに一番好きなMHは破裂の人形です:-) あとヴァイ・オ・ラ(クルマルス) FSSには厨二の全てが詰まっている!


#外部リンク
Ubuntu Core | Canonical
http://www.canonical.com/engineering-services/ubuntu-core

coreboot
http://www.coreboot.org/Welcome_to_coreboot

coreboot developer blogs
http://blogs.coreboot.org/

[Phoronix] Google Does Sandy/Ivy Bridge In Coreboot For Chrome OS
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTA4Mjg

[Phoronix] Google's Into Intel Gallium3D For Chromium OS?
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=OTU5NA

An Update on coreboot | Business Blog
http://blogs.amd.com/work/2011/05/05/an-update-on-coreboot/

coreboot developer blogs | Coreboot in shipping products
http://blogs.coreboot.org/blog/2011/09/12/coreboot-in-shipping-products/

AMD、185ドル"Personal Internet Communicator" - 世界の50%にネット接続を | パソコン | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2004/10/29/004.html

coreboot - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Coreboot

OLPC XO-1 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/OLPC_XO-1

50x15 (AMD) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/50x15_%28AMD%29

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Geode LX
http://blog.minawa.net/2005/09/geode-lx.html

BLOG.MINAWA.NET: 100ドルノートパソコンの製造元決定
http://blog.minawa.net/2005/12/100.html

BLOG.MINAWA.NET: 結局Geodeってどうなるの
http://blog.minawa.net/2006/09/geode.html

BLOG.MINAWA.NET: AMDのPICがハックされた
http://blog.minawa.net/2006/09/amdpic.html

BLOG.MINAWA.NET: 最近のGP2Xニュース
http://blog.minawa.net/2006/11/gp2x.html

BLOG.MINAWA.NET: LinuxBIOS
http://blog.minawa.net/2007/03/linuxbios.html

BLOG.MINAWA.NET: LinuxBIOS with X11 server
http://blog.minawa.net/2007/03/linuxbios-with-x11-server.html

BLOG.MINAWA.NET: Ubuntu Mobile and Embedded Edition
http://blog.minawa.net/2007/05/ubuntu-mobile-and-embedded-edition.html

BLOG.MINAWA.NET: SteamとFusion APUの可能性
http://blog.minawa.net/2011/05/steamfusion-apu.html

BLOG.MINAWA.NET: Raspberry Piメモ
http://blog.minawa.net/2011/09/raspberry-pi_07.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box.html

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