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2012年6月4日月曜日

The Humble Indie Bundle V 開催中

最早、年中行事になっているインディーズゲームのチャリティー企画「The Humble Indie Bundle」の第五弾である「The Humble Indie Bundle V」がスタートしました。まぁ5回目といいつつ、亜種を含めるともっと多いんですけどね。今回のバンドルは結構良いタイトルが揃っているので、お買い得かも:-P

気になるタイトルですが、「Amnesia: The Dark Descent」「LIMBO」「Psychonauts」「Superbrothers: Sword & Sworcery EP」の4つに加えて、平均額以上で買うと「Bastion」も付いてくるみたいです。Bastionは以前、Google Chromeのウェブアプリ版を紹介した事がありますね。あちらの出来も中々のものでしたが、今回はウェブアプリ版ではなく、普通のアプリケーション版みたいですね。

一応、好きな値段(といっても、Google Wallet経由だと手数料で0.3ドルが最低額ですが)で買えますが、前回から設けられた規定で1ドル以上払わないとSteamに登録するキーが発効されないみたいです。残念な変更ですが、以前悪用する人がいたので仕方ないのかもしれませんね。まぁ仮に1ドルで買ったとしても、1ゲーム、25セントと破格ではありますけど:-P

最近のバンドルは、Steamキーだけで、以前有ったDesuraキーがなくなってなってしまうという残念な仕様なのですが、今回はSteamキー以外に、何とUbuntuのソフトウェアセンター経由で管理する事が可能になっています! 素晴らしい。まぁUbuntuユーザー以外には、何の恩恵もないのですが、最近Ubuntuもゲームに力を入れてきていますからね。先日のSteamのLinuxクライアントやEAとUbuntuの提携等で……。

実際、私もバンドルを購入して、「LIMBO」というゲームをUbuntuのソフトウェアセンター経由でダウンロードしてみました。初回にUbuntu One? のユーザー確認を行う必要があり、更に「8ドルかかりますが宜しいですか?」的なメッセージが出て躊躇してしまいましたが、バンドルの注意書きで、「警告出るけど、お金掛からないから心配しないでね!」って書かれていたので、そのままOKしてみました。

正直、バンドル側で用意されているDebファイルをDLする方が圧倒的にスピードが出たのですが、バンドル経由だとDebファイルが「ローカル」扱いになるのに対し、ソフトウェアセンター経由だとCanonicalのリポジトリで管理されるので、万が一バージョンアップ等があった場合は楽ですからね。

また、このLIMBOパッケージは他のバンドルのゲームと違い、なんと「WINE」でラッピングしたバイナリなんですね。しかも、担当業者があの「CodeWeavers」らしいです。素晴らしい:-P 私が以前、Steamの妄想ネタで推奨していたWINEの活用とCodeWeaversとの提携がTHIBで現実のものになるとは……。

ただし、Ubuntuコミュニティの中には、WINEを使用する事に関して嫌悪感を示す輩が一定数いるみたいです:-( 確かに、他のゲームのようにOpenGLを用いたようなLinuxネイティブな移植というのは素晴らしい事だと私も思います。ただ、ネイティブな移植だけしか認めないという事が、Ubuntu、いやLinuxのゲーム業界の為になるとは限らないと個人的には思います。

まぁこのLIMBOパッケージも、実際問題としてサウンドが出なかったり、描画パフォーマンスが悪いといった不具合が出ているみたいですが、これをもって、WINEを使った手抜き移植だからと頭ごなしにWINEを否定するのは、あまり良い事ではないと思います。それに、この不具合? は、私も実際に体験しましたが解決策はあります。

askubuntuだと、winetricks経由でDirectX9を入れれば直ったというアドバイスもありますが、私の場合はデスクトップ環境を「Unity3D」から「Unity2D」に変更したら、上記2つの問題は解決しました。実は、Ubuntu 12.04にしてから、Wineを使用したゲーム、例えば以前も紹介した「信長の野望 烈風伝」を起動して暫く経つと、Wineアプリケーションのウィンドウ装飾? が、消失するといった不具合が多発していました。試しに安定版である1.4から、最新版の1.5に変更したりしたのですが、結果は同じでした。

諦めかけていたところ、ダメ元でUnity3DからUnity2Dに変更したところ、この現象がピタリと収まったのです。また、軽く調べたところ、どうもUnity3D使用時にWine経由で3Dを使ったゲームのパフォーマンスが著しく悪くなるといった報告がチラホラありましたし。この場合、Wineが悪いのかUnity3Dが悪いのかは、一概には言えませんが、少なくともQtを使っているUnity2Dでは不具合が起きないという事は事実です。

これから先、Unity2Dが廃止されて、Unity3Dに一本化されるらしいのですが、Ubuntuでゲームを楽しみにしている私としては、正直言って多少不安ではあるのですよね……。SteamクライアントのLinux版も、3Dのパフォーマンスが悪いという噂を聞いた事がありますし……。おまけに、Unity3Dは、使用しているGUIツールキットもQtやGTK+といった既存のモノでは無くて、「Nux」という独自ツールらしいですし……。聞いた話では、このNuxと日本語の入力等の実装が、既存のツールキットと比べると、かなりお粗末らしいのも気になりますし。まぁまだ出来て間もないツールなので、致し方が無いとは思うのですが、基本的にUbuntuしか使わないようなツールキットが、どこまでコミュニティを巻き込んだ開発体制を確立出来るか、かなり不安な気もするんですよね……。まぁ今更言うことでは無いんですけど:-(

何か、後半からUnity3Dに対する愚痴みたいになってしまいましたが、このLIMBOのようにWine、ひいてはその開発企業であるCodeWeaversとの提携によるクロスプラットフォームなゲームが今後更に増えてくれると面白い事になるんですけどね。その為にも、このLIMBOの移植は是非とも成功して貰いたいものです。ちなみにUnity2Dを使用してのLIBMOですが、ちゃんと音も出ますし動きもスムーズです。だいたい中盤くらいまで進めましたが、一度もフリーズする事無くフルスクリーンで安定して遊べています:-P

このThe Humble Indie Bundle Vは、あと11日くらい開催してるので、興味のある方は是非とも購入してみてはいかがでしょうか:-P 正直、LIMBOだけでも十分元が取れると思いますよ。

#追記
ちなみに、何故LIMBOだけWINE経由なのかと言うと、公式ではLIMBOで使っているサードパーティ製のミドルウェアの一部が、どうしてもネイティブ移植出来なかったかららしいですが、どうもバンドル運営側とCodeWeaversが提携して、WINEを使ってのゲーム移植のテストケースも兼ねているようです。この移植の評判が良ければ、これから先のウィンドウズゲーム移植の道が開けてくるのかもしれません。

ただし、上でも述べたようにWINE経由の移植に対して、かなり嫌悪感を持っているユーザーが少なからずいるので、副作用が大きすぎれば続行は不可能になるのかもしれません:-( あくまで私の推測レベルの話ですけども……。個人的には上手くいって欲しいのですけどね。

#YouTube
ナレーションがダンディーな声に変わってますね:-P この人について、また今度書くかもしれません。
Humble Indie Bundle V - YouTube
http://youtu.be/zwANFc7D1ac



#外部リンク
The Humble Indie Bundle V (pay what you want and help charity)
http://www.humblebundle.com/

Ubuntu本家でも宣伝してますね:-P
Ubuntu
http://www.ubuntu.com/

CodeWeavers: Windows on Mac and Linux with the easiest and most affordable emulation - CodeWeavers
http://www.codeweavers.com/

各ゲームの推奨スペック
Humble Bundle | Humble Indie Bundle V System Reqs
http://support.humblebundle.com/customer/portal/articles/559718-humble-indie-bundle-v-system-reqs

Limboの不具合について
"Limbo" game has no sound - Ask Ubuntu
http://askubuntu.com/questions/144915/limbo-game-has-no-sound/145237#145237

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Lugaru HD-
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle-lugaru-hd.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Penumbra:Overture-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-penumbraoverture.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Gish-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-gish.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Aquaria-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-aquaria.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -総括-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle.html

BLOG.MINAWA.NET: AquariaがPSPで動く?
http://blog.minawa.net/2010/07/aquariapsp.html

BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 2
http://blog.minawa.net/2010/12/humble-indie-bundle-2.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Frozenbyte Bundle
http://blog.minawa.net/2011/04/humble-frozenbyte-bundle.html

BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 3
http://blog.minawa.net/2011/07/humble-indie-bundle-3.html

BLOG.MINAWA.NET: Desura Linux Beta を試す
http://blog.minawa.net/2011/10/desura-linux-beta.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle #4
http://blog.minawa.net/2011/12/humble-indie-bundle-4.html

BLOG.MINAWA.NET: DosBoxとGOG.comのイイ関係
http://blog.minawa.net/2011/12/dosboxgogcom.html

BLOG.MINAWA.NET: Wine 1.4 & CrossOver 11 リリース!
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-14-crossover-11.html

BLOG.MINAWA.NET: Steam Box の謎 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/steam-box-2.html

BLOG.MINAWA.NET: WineでPSO2
http://blog.minawa.net/2012/04/winepso2.html

BLOG.MINAWA.NET: Wineで烈風伝
http://blog.minawa.net/2012/02/wine_27.html

BLOG.MINAWA.NET: Wineで烈風伝 その2
http://blog.minawa.net/2012/03/wine-2.html

BLOG.MINAWA.NET: Chrome版Bastion
http://blog.minawa.net/2011/12/chromebastion.html

BLOG.MINAWA.NET: WebとGameとGoogleと……ときどき、Linux
http://blog.minawa.net/2012/02/webgamegooglelinux.html

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