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2012年6月21日木曜日

超久々にOpenPandoraの話題

さっきのネタが思ったより時間掛からなかったので、もう一つ小ネタ。凄い久々にCraig氏のツイートを読んでたら面白そうな話題が書いてあったのでメモ。

1つは、PandoraのAndoroid化。元々はAndroid向けのゲームをPandoraで走らせる事が目的だったみたい? まぁあくまで実験的な感じですかね。開発者のNotaz氏も、メンテナンスする気はないらしいですし。どうもAndroidには、あまり興味がないらしいです。

#YouTube
Android (CM7) running on a 1GHz OpenPandora - YouTube
http://youtu.be/hHPxE9om3Hc



思えば、OpenPandoraが企画された当初はAndroidどころかiPhoneも無かった頃ですからねぇ。もしかしたらiPhoneはあったかも? そう考えると、現在のモバイルシーンの活況は信じられないくらいですけど。

もう一つの話題は、Craig氏が「Kickstarter」で何か新しい企画を計画中らしいです:-P 「OpenPandora」「iControlPad」に続く3つ目のプロジェクトといった所でしょうか? 正直、何を企んでるのか気になる所です。

#Tweet


こんな事も言ってるのが気になりますが……


まぁ今みたいに中華パッドや、格安なAndroid機がワンサカ出ている状況だと、Pandora2みたいな企画は、かなり厳しいとは思いますけどね:-( さっきの「Gooseberry」じゃないですが、100ドル以下のスマートフォン・モドキもそのうち登場してくるようになるでしょうし。

以前も書きましたが、もしPandoraの後継を出すとしても、既存スマートフォン/パッドに装着する「iControlPad」タイプの外部コントローラーと制御するソフトウェアの開発に注力するというのが、無難な戦略なのかもしれませんね……。さて、どうなることやら。

#外部リンク
OpenPandora.org
http://www.openpandora.org/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Pandora 1.5
http://blog.minawa.net/2009/11/pandora-15.html

2012年6月20日水曜日

Gooseberry

いやぁ暑いですね。もう初夏って勢いです。まだ6月なのに……。6月は十分初夏ですね:-( まぁいいや。何かまた新しいオモチャ出るみたいですね。その名も「Gooseberry」。

名前から何となく想像出来ると思いますが、あの低価格PC「Raspberry Pi」のライバル候補みたいです。ウェブサイトの名前が「Gooseberry- An alternative to Raspberry Pi」なんてなってますし:-P

肝心のスペックですが、今の所こんな感じみたいです。
CPU : A10 1 Ghz overclockable to 1.5 Ghz (1.2 Ghz highest stable overclock on android)
Graphics Processor : Mali 400 MHz
Operating System : Android 2.3 (Can be easily upgraded to ICS 4.0)
Onboard Storage: 4Gb (upgradeable by Micro SD memory card- 16 gb)
Wifi: 802.11 b/g/n
Connectivity: Ac jack, 1x 3.5mm Earphone Jack, 1x Mini Usb, 1x Hdmi Out, Micro Sd slot
CPUは今はやりの「Allwinner A10」ですか。GPUもARMの「Mali」という事で、所謂「中華パッド」の中の人ではお馴染みな構成みたいですね。個人的にはAllwinnerの「A10」とRockchipの「RK30xx」系は、結構期待してるんですけどね。安価な中華パッドの中の人としては:-P
Only a limited OS (android) is supported as of yet fully, the board however is capable of running other Os’s such as Ubuntu (currently without graphics acceleration). Premade images for Ubuntu are now available and videos of the board running ubuntu and other linux flavours shall be uploaded.
なんて書いてありますし、実際UbuntuをSDカードからブートしている動画も既に上がっているようです。グラフィックアクセラレーションが効いていないっていうのは残念ですが、Raspberry Piよりもスペックは上ですし、何よりARMコアがARMv7世代なので、Ubuntuとの相性は良さそうですしね。上手く協力体制がしければ、なかなか楽しそうな予感がします。

肝心の値段ですが、一説によると「40英ポンド」らしいので、現在のレートだと日本円で約5,000円といったところでしょうか。いやー安いですね。つい最近、VIAも似たようなコンセプトの基板を出していましたが、スペックだけを見たら、こちらの方が上ですね。まぁまだ詳しい事は全然わかりませんし、Raspberry PiやVIAのようにバックグラウンドがしっかりしているのか多少疑問に思わないでもないですが、頭に留めておいても損は無さそうです:-P

#Picasa


#YouTube
Gooseberry Board - A quick demonstration - YouTube
http://youtu.be/fDX3ihWR7CU



Gooseberry Board- Running Ubuntu - YouTube
http://youtu.be/SFQc6WnEQFw



#外部リンク
Gooseberry- An alternative to Raspberry Pi
http://gooseberry.atspace.co.uk/

Gooseberry Android board plans to sate those still waiting on a Raspberry Pi (video) -- Engadget
http://www.engadget.com/2012/06/19/gooseberry-android-board-plans-to-sate-those-still-waiting-on-a/

Wikipediaによると「Gooseberry」とは「セイヨウスグリ」の事らしい?
セイヨウスグリ - Wikipedia
セイヨウスグリ - Wikipedia

VIAの似たようなヤツ。スペックは厳しいけど、「Neo-ITX」フォームファクタの規格化は良いですね:-P
これからは「50ドル」っていうのが一つの目安になってくるのかもしれませんね。
【PC Watch】 VIA、49ドルのボードコンピュータ「Android PC」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120523_534657.html

2012年6月19日火曜日

リーナス氏がNVIDIAに宣戦布告?

煽り気味なタイトルですが、今日のLinux関係のニュースサイトで話題になってますねー。何でもリーナス・トーバルズ氏が「NVIDIAは私たちが関係を持った中で最悪の企業だ」と吐き捨て、カメラに向かって中指を突き立てたとか:-(

私もビデオを見ましたが、確かに突き立ててましたね。カメラ目線で……。まぁ口調は冷静で淡々としたモノでしたけど。以前からのLinuxユーザーならば、誰でも知っている事だとは思いますが、正直言って現在のLinux環境におけるGPUドライバーの問題は頭の痛い話題なんですよね。私も、このブログで何度か取り上げている話題なんですけど:-(

およそ2年前の記事で、いずれこうなるのではないかと内心、心配していたのですが、とうとう現実の問題となってしまったようですね。まぁリーナス氏の煽り芸? は今に始まった事ではないのですけど、流石に今回はパフォーマンスが過ぎる気がしますね。

とはいえNVIDIAのLinux対応が、あまり良くないというのは事実ですし、これから先の「Wayland」移行の事も考えると、リーナス氏の心情もわかりますけどね。私のリサーチ不足かもしれませんが、Waylandの投入間近という現在においても、未だにプロプライエタリなドライバーの対応がハッキリしていませんし。これはNVIDIAに限らずAMDもですけど…。

実は今回のリーナス氏の一件が起こる前に、似たような内容で記事にしようかと思っていたのです。発端は先日の「The Humble Indie Bundle V」。先日も書いた「LIMBO」が、どうしてもUNITY(3D)環境で上手く動作しないというのを調べていた時でした。

どうもUNITYのベースとなっている「Compiz」が悪さをしているのではないかと。ググって見ると、Compizの開発者がUNITY開発の為にCanonicalに雇われて、専属で勤務しているらしいですね。で、その開発者のブログを見に行ったら、最新の記事が、まさにプロプライエタリなGPUドライバーについてだったんです。

斜め読みしてみた所、どうやらCompiz/UNITYの開発者としては、プロプライエタリなGPUドライバーを推奨したくないらしいです。実際、彼自身もここ数年NVIDIAのオープンソースなGPUドライバーである「nouveau」で開発しており、特にNVIDIAのプロプライエタリなドライバーとUNITYは、あまり良い相性ではないと……。

同様にLinuxコミュニティは、AMDのプロプライエタリなGPUドライバーよりも、オープンソースなGPUドライバーである「radeon」を使用する段階にあるのではないかと述べています。まぁNVIDIAほど自体は深刻では無さそうではありますが……。

基本的にNVIDIAは一切のドキュメントすら無い、まさに手探りなGPUドライバー開発なのに対して、AMDは出せる部分だけとはいえ、一応詳細なドキュメントをコミュニティへ開放していますからね。この差はかなり大きいと思います。

とはいえ、GPUドライバーの開発というのは、あまりに専門的過ぎてフリーな開発者の手に負えるのか? という疑問もあります。理想はINTELのような、完全なオープンソースドライバーへの一本化ですが、現実問題として、GPUメーカーでもある両社のオープンソースドライバーへの一本化というのは難しいのではないかなぁと個人的には思います。せめて、Waylandへの移行は、スムーズな形で行なって欲しいモノです:-(

書きたかった内容と全然違う気がしますが面倒臭いので、このまま終了します。また暇な時にでも書きなおすかもしれません。では。

#外部リンク
4Gamer.net ― リーナス・トーヴァルズ氏がNVIDIAを「最低の企業」と呼ぶビデオが話題に。中指を突き立てるに到ったその理由とは
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120618029/

[Phoronix] Linus Torvalds Calls NVIDIA The Worst Company Ever
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTEyMTc

On the future of Graphics Drivers | be careful, he might break your display
http://smspillaz.wordpress.com/2012/06/08/on-the-future-of-graphics-drivers/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: NVIDIAとLinux
http://blog.minawa.net/2010/03/nvidialinux.html

2012年6月14日木曜日

Opusの活躍は案外早いかも?

最近気になっている万能オーディオコーデック「Opus」ですが、ここに来て各アプリケーションの対応が急ピッチで進行中なようです:-P

まずは、先日も書いたオープンソースなSIPクライアント「SFLPhone」です。対象バージョン「1.1.2」に「Integrate opus codec」が実装目標に追加されているようです。ちなみに1.1.2のリリース予定が今月末なようです。

まぁSIPクライアントが対応しても、サーバー側であるAsteriskの方が実装しないと意味が無いですが、既にOpusのベースになっている「SILK」と「CELT」に対応しているので、Opusの正式版がリリースされれば、実装はそう遅くないと思いますけど……。多分。

他のSIPクライアントも恐らく続いてくれると思いますが、SIP関係以外のアプリケーションも気になるところです。言わずもがな、ウェブブラウザーのFirefoxも対応中ですし、恐らくWebRTC関係でGoogle Chromeも早い段階で対応してくれると思っています。

少し違いますが、Chromeのマルチメディア担当である「FFMPEG」の派生版である「Libav」も、今年のGSoCで「Opus Decoder」を申請しているようですし。まぁChromeがLibavを使うのか知りませんけど:-(

今回調べてみて個人的に一番気になっているのは「Icecast2」の対応なんですよね。つい先日、数年ぶりとなる「2.3.3」がリリースされたのですが、それに伴って「libshout」も「2.3.1」がリリースされたようなんですが、どうやらこのバージョンで、Opusへの対応が実装されたようなんです:-P 素晴らしい。

libshoutというのは、Icecast2のソース供給? の為のクライアントを作成の為のライブラリー? らしいんですが、よく判っていません。数年前に私が玄箱で試した時は「ices2」を使っていたのですけど。

Icecast2でOpusを使ったライブストリーミングが可能になれば、今まで以上に(音声の)ライブストリーミングが盛り上がるかもしれませんね。ストリーミングに必要な帯域が大幅に節約出来ますし、FirefoxやChrome(将来的に)単体で簡単に聴くことが出来るようになりますからね。

例えばradiko(ラジコ)のようなサービスもFlashプレイヤーを使う必要が無くなる訳ですし。軽く調べた所、ラジコはHE AACの48kbpsみたいですね。これならOpusの方が良さそうですし。まぁラジコの場合、ストリーミングの保護や所在地確認等でFlashが必要なのかも知れませんけど:-( 正直、無駄過ぎるので個人的には止めて欲しいのですけどね……。 法律や商売上、そう簡単にはいかないのでしょうけど。

まぁ別にラジコに頼らずとも、どこかが似たようなサービスを始める際に、是非この新しい仕組み(Opus + ウェブブラウザー)でサービス提供して貰いたいですね。個人的には、アニメや舞台なんかの宣伝用のラジオみたいなのを期待したいところです。まぁ今だとニコニコ動画やユーストリーム、ユーチューブなんかの方が良いのかもしれませんけど。

#外部リンク
Icecast.org
http://www.icecast.org/index.php

[Icecast-dev] libshout-2.3.1 release with Opus support
http://lists.xiph.org/pipermail/icecast-dev/2012-May/002028.html

SFLphone - Story or Feature #11884: Integrate opus codec - Savoir-faire Linux
https://projects.savoirfairelinux.com/issues/11884

Libav
http://www.libav.org/

Opus Decoder
http://www.google-melange.com/gsoc/project/google/gsoc2012/fatbag/5001

radiko.jp
http://radiko.jp/#

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: グラタン
http://blog.minawa.net/2005/12/blog-post_28.html

BLOG.MINAWA.NET: 玄箱いじり
http://blog.minawa.net/2006/03/blog-post_18.html

BLOG.MINAWA.NET: 玄箱でストリーミング
http://blog.minawa.net/2006/03/blog-post_1980.html

BLOG.MINAWA.NET: BansheeとかLast.FMとか
http://blog.minawa.net/2006/07/bansheelastfm.html

BLOG.MINAWA.NET: PenguinTV
http://blog.minawa.net/2006/10/penguintv.html

BLOG.MINAWA.NET: Icecast Release 2.3.2
http://blog.minawa.net/2008/06/icecast-release-232.html

2012年6月8日金曜日

HuluをLinuxで堪能する方法 Ubuntu 12.04版

値下げの影響からか、最近「Hulu」のキーワードでこのブログに来てくれる方が増えてきています:-P 残念ながらUbuntu 12.04になっても、デフォルトの状態では日本語字幕が文字化けしているようです:-( 復習の意味も兼ねて、もう一度UbuntuでHuluの文字化けを修正する方法を描き直してみたいと思います。まぁやる事は前回と、ほぼ同じなんですけども。

一応ですが、デフォルトの状態でHuluのウェブサイトにあるデモ動画を再生してみて下さい。多分文字化けしてしまうと思うのですが、もしかしたら、修正されている場合もありますので……。今日現在は残念ながら修正されていませんけど、将来的には修正が入るかもしれませんからね:-P

具体的な文字化けの修正方法ですが、基本的には以下のパッケージをインストールするだけで直ります。
sudo apt-get install ttf-kochi-mincho
ちなみに、以下のパッケージでも代用できます。
sudo apt-get install ttf-kochi-mincho-naga10
どちらか一つ入れればOKなようです。まぁ「ttf-kochi-mincho」の方が無難だと思いますけど。ちなみに、以前は「ttf-kochi-mincho」をインストールすると、自動で「ttf-sazanami-mincho」もインストールされたのですが、12.04ではインストールされなくなったようです。

これで、文字化け自体は修正されたと思いますが、残念ながらフォントの見栄えがあまり良くありません。そこで以下の作業を追加します。具体的な作業方法は「ttf-kochi-mincho」を別のフォントで上書きするだけです。ただし、少々イレギュラーなやり方なので、もしかしたら不具合が生じるかも知れません。その場合は一度「ttf-kochi-mincho」をアンインストールした後に、再度インストールすれば元に戻ると思います。まぁ手動でフォントを上書きしても良いんですけど。

前回はM+フォントとIPAフォントの合成フォントである「MigMixフォント」を使用したのですが、今回はもっと手軽にUbuntuに収録されているフォントを使って見ました。Android 4.0からデフォルトの日本語フォントになった「モトヤフォント」です。

IPAフォント系でも良いんですが、せっかくオープンソースで使える商用フォントですからね。使わないと勿体無いですし:-P Ubuntu12.04では「モトヤLシーダ3等幅」と「モトヤLマルベリ3等幅」が使用可能です。2つの違いですが、シーダが角張った感じで、マルベリが丸い柔らかい感じですかね:-P まぁ好みで選べば良いと思います。個人的にはマルベリの柔らかさが好きですが、シリアスなドラマだと少し違和感があるかも……。

具体的な方法は、まずモトヤフォントのパッケージをインストールします。せっかくなので両方インストールしても良いかもしれませんね。上書きするフォントは「kochi-mincho-subst.ttf」なので注意して下さい。
sudo apt-get install fonts-motoya-l-cedar
sudo apt-get install fonts-motoya-l-maruberi
その後は「ttf-kochi-mincho」を「fonts-motoya-l-cedar」か「fonts-motoya-l-maruberi」で上書きします。どちらか一つだけです。
sudo cp /usr/share/fonts/truetype/motoya-l-cedar/MTLc3m.ttf /usr/share/fonts/truetype/kochi/kochi-mincho-subst.ttf
sudo cp /usr/share/fonts/truetype/motoya-l-maruberi/MTLmr3m.ttf /usr/share/fonts/truetype/kochi/kochi-mincho-subst.ttf
これでHuluの日本語フォントがモトヤフォントに変更されたと思います。もう一度Huluのデモ動画で確認して見て下さい。特に問題は無いと思いますが、万が一、動作がおかしかったら「ttf-kochi-mincho」をアンインストールして下さい。

これで一応終了なのですが、実はGoogle Chromeだと文字化けが直っていない場合があります。恐らくGoogle ChromeのBeta以上を使っている人は文字化けのままだと思います。何故なのかというと、ご存じの方も多いと思いますが、Google ChromeのLinux版Flashプレイヤーの開発体制が変更されて、これからはGoogle Chromeのみ最新版が使える体制になったようです。

その影響でChrome 20以上? だと、内蔵Flashが「NPAPI」から「PPAPI」に変更されているようです。どうやら「PPAPI」版は上記のフォント設定とは別のルールで動いているようで上記の設定が反映されていないようです:-( ついでに日本語の取り扱いも変更されていれば良かったのですが、現在のところ、Huluの文字化けはそのままなようです。

解決方法としては、Chromeの「chrome://plugins/」から「PPAPI」版Flashプレイヤーを無効にするくらいですかね。Flashの構造に詳しければ他にやり方があるのでしょうが、生憎ただのおっさんですので……。GoogleとAdobeとHuluの中の人達に頑張って貰うしか今の所は解決策が無さそうです:-(

#追記
なんかPicasaの写真表示が変わってしまった……。変更されたのかな……。まさかFirefox13だからとか:-(

#追記
ChromeのPPAPIですが、適当にBeta以上とか書いちゃいましたが、もっと前からだったかも……。ずっとBetaしか使ってなかったので未確認です。

#Picasa
前回から拝借
Huluデフォルト。文字化け中。

Hulu+東風フォント。文字化け修正。

Hulu+TakaoPゴシック。だいぶ綺麗になった

Hulu+MigMixフォント。見やすい:-)

今回の成果
Chrome 20だと文字化け:-(


こんな感じで、PPAPI版を無効にする


「モトヤLシーダ3等幅」


「モトヤLマルベリ3等幅」


#外部リンク
Hulu - 人気映画やテレビ番組がお手軽に見放題
http://www.hulu.jp/

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: HuluをLinuxで堪能する方法
http://blog.minawa.net/2011/10/hululinux.html

2012年6月6日水曜日

Village Telco

先日書いたオープンソースな音声コーデックである「Codec2」ですが、更に調べてみると面白いプロジェクトを発見しました。その名も「Village Telco」。名前から何となく推測出来ると思いますが、オープンソースなソフトウェアとハードウェア! を組み合わせて、アフリカや東ティモールといった発展途上国向けに一地域をカバーする内線電話網を構築しようという壮大なプロジェクトなようです。

具体的にどうやるのかというと「Mesh Potato」というオープンハードウェアな小型無線機器(中身はLinux)を複数配置し、いわゆるメッシュネットワークな無線LAN網を構築し、その上でAsteriskベースのVoIP網を展開するというモノらしいです。私も無線については素人レベルですが、数年前にメッシュネットワークが話題になった時に似たような企画を発見してブログの記事にした事がありました。

究極的とも思われるメッシュネットワークですが、実際の運用は相当難しく、数年経った今でも成功しているプロジェクトというのは皆無に近いと思うのですが、最近の技術の進歩により、以前よりは現実的なプロジェクトになってきているのかもしれませんね。まぁ日本みたいに高層ビル群や密集した住宅地のような複雑な地形な上に人口密度が高い地域だと運用はかなり難しいとは思いますが、アフリカの集落のような平原が延々と続くような場所をカバーする事は可能なのかもしれません。

特に最近はスーパーWiFi(IEEE 802.22)と呼ばれる数十キロメートル離れた地域をカバーする無線LAN規格も発表されていますし、これらをスーパーノードとして活用出来れば、実用性はかなり上がるのかもしれません。またハードウェア自体も、Raspberry Piのような格安な機器が登場し始めていますしね。まぁ「オープンハードウェア」といっても、ソフトウェアのように気軽に開発出来る代物ではないですけど……。

ちなみにこのVillage Telcoですが、Ubuntuで有名な「Shuttleworth財団」の援助を受けて、南アフリカで実際に運用され始めているようです。実際に上手く行っているのか迄はわかりませんけど。OLPCもそうですが、こういった安価なLinux機器を使ったプロジェクトが増えてくると良いのですけどね。最近、世界規模で経済が不安定なので、そう上手くは行かないでしょうけども:-(

#追記
このMesh Potatoですが、基本的には昔のFONのような無線LAN機器にVoIP機能を搭載したモノで、別途SIPフォンを用意する事なくモジュラーケーブルで普通の固定電話を繋げられるようです。感覚的にはADSLモデムに固定電話を繋げるみたいな感じですかね。実際、SIPフォンだと1台、100ドルくらいしちゃいますからね。普通の固定電話なら20ドルくらいで用意出来そうですし。まぁその分、凝った機能は追加出来ませんけども。

#Amazon
こんな感じのシンプルなヤツも良いですよね。ナンバーディスプレイは無いですけど。ちなみに1,665円。安いですな:-P

#YouTube
Village Telco - A Communication Revolution - YouTube
http://youtu.be/Z3BgVknO9c8



#外部リンク
Village Telco
http://villagetelco.org/

Village Telco | Shuttleworth Foundation
http://www.shuttleworthfoundation.org/projects/village-telco/

オープンハードウェアによる119ドル無線メッシュ端末「Mesh Potato」製品化 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120314_518604.html

Mesh Potato Features / Specs - VillageTelco
http://wiki.villagetelco.org/index.php?title=Mesh_Potato_Features_/_Specs

Mesh potato プレゼンテーション
http://www.slideshare.net/copstalk/mesh-potato

IEEE、「スーパーWi-Fi」を正式標準化 - ホワイトスペース利用の実現に一歩前進 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201107281148.html

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: Meshnode
http://blog.minawa.net/2006/02/meshnode.html

BLOG.MINAWA.NET: もう一つの100ドルPC?
http://blog.minawa.net/2006/09/100pc.html

BLOG.MINAWA.NET: FON
http://blog.minawa.net/2006/10/fon.html

BLOG.MINAWA.NET: WRT54GとOSS
http://blog.minawa.net/2006/11/wrt54goss.html

2012年6月4日月曜日

The Humble Indie Bundle V 開催中

最早、年中行事になっているインディーズゲームのチャリティー企画「The Humble Indie Bundle」の第五弾である「The Humble Indie Bundle V」がスタートしました。まぁ5回目といいつつ、亜種を含めるともっと多いんですけどね。今回のバンドルは結構良いタイトルが揃っているので、お買い得かも:-P

気になるタイトルですが、「Amnesia: The Dark Descent」「LIMBO」「Psychonauts」「Superbrothers: Sword & Sworcery EP」の4つに加えて、平均額以上で買うと「Bastion」も付いてくるみたいです。Bastionは以前、Google Chromeのウェブアプリ版を紹介した事がありますね。あちらの出来も中々のものでしたが、今回はウェブアプリ版ではなく、普通のアプリケーション版みたいですね。

一応、好きな値段(といっても、Google Wallet経由だと手数料で0.3ドルが最低額ですが)で買えますが、前回から設けられた規定で1ドル以上払わないとSteamに登録するキーが発効されないみたいです。残念な変更ですが、以前悪用する人がいたので仕方ないのかもしれませんね。まぁ仮に1ドルで買ったとしても、1ゲーム、25セントと破格ではありますけど:-P

最近のバンドルは、Steamキーだけで、以前有ったDesuraキーがなくなってなってしまうという残念な仕様なのですが、今回はSteamキー以外に、何とUbuntuのソフトウェアセンター経由で管理する事が可能になっています! 素晴らしい。まぁUbuntuユーザー以外には、何の恩恵もないのですが、最近Ubuntuもゲームに力を入れてきていますからね。先日のSteamのLinuxクライアントやEAとUbuntuの提携等で……。

実際、私もバンドルを購入して、「LIMBO」というゲームをUbuntuのソフトウェアセンター経由でダウンロードしてみました。初回にUbuntu One? のユーザー確認を行う必要があり、更に「8ドルかかりますが宜しいですか?」的なメッセージが出て躊躇してしまいましたが、バンドルの注意書きで、「警告出るけど、お金掛からないから心配しないでね!」って書かれていたので、そのままOKしてみました。

正直、バンドル側で用意されているDebファイルをDLする方が圧倒的にスピードが出たのですが、バンドル経由だとDebファイルが「ローカル」扱いになるのに対し、ソフトウェアセンター経由だとCanonicalのリポジトリで管理されるので、万が一バージョンアップ等があった場合は楽ですからね。

また、このLIMBOパッケージは他のバンドルのゲームと違い、なんと「WINE」でラッピングしたバイナリなんですね。しかも、担当業者があの「CodeWeavers」らしいです。素晴らしい:-P 私が以前、Steamの妄想ネタで推奨していたWINEの活用とCodeWeaversとの提携がTHIBで現実のものになるとは……。

ただし、Ubuntuコミュニティの中には、WINEを使用する事に関して嫌悪感を示す輩が一定数いるみたいです:-( 確かに、他のゲームのようにOpenGLを用いたようなLinuxネイティブな移植というのは素晴らしい事だと私も思います。ただ、ネイティブな移植だけしか認めないという事が、Ubuntu、いやLinuxのゲーム業界の為になるとは限らないと個人的には思います。

まぁこのLIMBOパッケージも、実際問題としてサウンドが出なかったり、描画パフォーマンスが悪いといった不具合が出ているみたいですが、これをもって、WINEを使った手抜き移植だからと頭ごなしにWINEを否定するのは、あまり良い事ではないと思います。それに、この不具合? は、私も実際に体験しましたが解決策はあります。

askubuntuだと、winetricks経由でDirectX9を入れれば直ったというアドバイスもありますが、私の場合はデスクトップ環境を「Unity3D」から「Unity2D」に変更したら、上記2つの問題は解決しました。実は、Ubuntu 12.04にしてから、Wineを使用したゲーム、例えば以前も紹介した「信長の野望 烈風伝」を起動して暫く経つと、Wineアプリケーションのウィンドウ装飾? が、消失するといった不具合が多発していました。試しに安定版である1.4から、最新版の1.5に変更したりしたのですが、結果は同じでした。

諦めかけていたところ、ダメ元でUnity3DからUnity2Dに変更したところ、この現象がピタリと収まったのです。また、軽く調べたところ、どうもUnity3D使用時にWine経由で3Dを使ったゲームのパフォーマンスが著しく悪くなるといった報告がチラホラありましたし。この場合、Wineが悪いのかUnity3Dが悪いのかは、一概には言えませんが、少なくともQtを使っているUnity2Dでは不具合が起きないという事は事実です。

これから先、Unity2Dが廃止されて、Unity3Dに一本化されるらしいのですが、Ubuntuでゲームを楽しみにしている私としては、正直言って多少不安ではあるのですよね……。SteamクライアントのLinux版も、3Dのパフォーマンスが悪いという噂を聞いた事がありますし……。おまけに、Unity3Dは、使用しているGUIツールキットもQtやGTK+といった既存のモノでは無くて、「Nux」という独自ツールらしいですし……。聞いた話では、このNuxと日本語の入力等の実装が、既存のツールキットと比べると、かなりお粗末らしいのも気になりますし。まぁまだ出来て間もないツールなので、致し方が無いとは思うのですが、基本的にUbuntuしか使わないようなツールキットが、どこまでコミュニティを巻き込んだ開発体制を確立出来るか、かなり不安な気もするんですよね……。まぁ今更言うことでは無いんですけど:-(

何か、後半からUnity3Dに対する愚痴みたいになってしまいましたが、このLIMBOのようにWine、ひいてはその開発企業であるCodeWeaversとの提携によるクロスプラットフォームなゲームが今後更に増えてくれると面白い事になるんですけどね。その為にも、このLIMBOの移植は是非とも成功して貰いたいものです。ちなみにUnity2Dを使用してのLIBMOですが、ちゃんと音も出ますし動きもスムーズです。だいたい中盤くらいまで進めましたが、一度もフリーズする事無くフルスクリーンで安定して遊べています:-P

このThe Humble Indie Bundle Vは、あと11日くらい開催してるので、興味のある方は是非とも購入してみてはいかがでしょうか:-P 正直、LIMBOだけでも十分元が取れると思いますよ。

#追記
ちなみに、何故LIMBOだけWINE経由なのかと言うと、公式ではLIMBOで使っているサードパーティ製のミドルウェアの一部が、どうしてもネイティブ移植出来なかったかららしいですが、どうもバンドル運営側とCodeWeaversが提携して、WINEを使ってのゲーム移植のテストケースも兼ねているようです。この移植の評判が良ければ、これから先のウィンドウズゲーム移植の道が開けてくるのかもしれません。

ただし、上でも述べたようにWINE経由の移植に対して、かなり嫌悪感を持っているユーザーが少なからずいるので、副作用が大きすぎれば続行は不可能になるのかもしれません:-( あくまで私の推測レベルの話ですけども……。個人的には上手くいって欲しいのですけどね。

#YouTube
ナレーションがダンディーな声に変わってますね:-P この人について、また今度書くかもしれません。
Humble Indie Bundle V - YouTube
http://youtu.be/zwANFc7D1ac



#外部リンク
The Humble Indie Bundle V (pay what you want and help charity)
http://www.humblebundle.com/

Ubuntu本家でも宣伝してますね:-P
Ubuntu
http://www.ubuntu.com/

CodeWeavers: Windows on Mac and Linux with the easiest and most affordable emulation - CodeWeavers
http://www.codeweavers.com/

各ゲームの推奨スペック
Humble Bundle | Humble Indie Bundle V System Reqs
http://support.humblebundle.com/customer/portal/articles/559718-humble-indie-bundle-v-system-reqs

Limboの不具合について
"Limbo" game has no sound - Ask Ubuntu
http://askubuntu.com/questions/144915/limbo-game-has-no-sound/145237#145237

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Lugaru HD-
http://blog.minawa.net/2010/05/humble-indie-bundle-lugaru-hd.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Penumbra:Overture-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-penumbraoverture.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Gish-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-gish.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -Aquaria-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle-aquaria.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle のその後 -総括-
http://blog.minawa.net/2010/06/humble-indie-bundle.html

BLOG.MINAWA.NET: AquariaがPSPで動く?
http://blog.minawa.net/2010/07/aquariapsp.html

BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 2
http://blog.minawa.net/2010/12/humble-indie-bundle-2.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Frozenbyte Bundle
http://blog.minawa.net/2011/04/humble-frozenbyte-bundle.html

BLOG.MINAWA.NET: Humble Indie Bundle 3
http://blog.minawa.net/2011/07/humble-indie-bundle-3.html

BLOG.MINAWA.NET: Desura Linux Beta を試す
http://blog.minawa.net/2011/10/desura-linux-beta.html

BLOG.MINAWA.NET: The Humble Indie Bundle #4
http://blog.minawa.net/2011/12/humble-indie-bundle-4.html

BLOG.MINAWA.NET: DosBoxとGOG.comのイイ関係
http://blog.minawa.net/2011/12/dosboxgogcom.html

BLOG.MINAWA.NET: Wine 1.4 & CrossOver 11 リリース!
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2012年6月2日土曜日

OpusとCodec2

早いもので、もう6月ですね。もうすぐ暑い日々が続くと思うと、今からウンザリしてしまいます:-( 去年に続いて電力不足が予想されてますしね。夏の間だけでも何とかならないものでしょうかね……。なんて暗い書き出しですが明るい話題を一つ。

最近、ハマっている「FUSION IP-Phone SMART」ですが、これは「SIP」と呼ばれる仕組みを使った電話システムです。とか、偉そうに書いてますが全然詳しくはないです。まぁ自分のメモがわりに書いているので、内容が間違っていても怒らないで下さいね:-( 

話を続けます。以前も書きましたが現在の所、FUSION IP-Phone SMARTで使われている音声コーデックは「Speex」「iLBC」「GSM」「G.711」「G.722」の5つみたいです。SIP自体はどのコーデックを使うか迄は規定されていないようですが、基本的にはG711が使われているようです。ちなみにG.711は、μ-law(北米・日本で使用)およびA-law(欧州その他で使用)の二つあるそうです。日本だと前者のμ-lawですね。

私がUbuntuで使用している「SFLPhone」だと、GSMが13.0 kbpsと最もビットレートが低く、次いでSpeex(8KHz)が24 kbps、同じくSpeex(16kHz)が42 kbps、PCMU(G.711 μ-law)が64 kbpsと表示されています。基本的にはビットレートが低い方がインターネット回線の負荷が低いので、遅延等が発生しにくくなると思います。その分、音声の明瞭さが失われているのでクリアな通話が出来なくなるという事でもあるのですが。

実際、GSMはかなり音質は悪いです。ただ、通話というのは音質よりも遅延の方が悪影響が出ますので、実際に使用する分にはビットレートが低いほうが有利だと個人的には思います。まぁ光レベルの安定した回線ならば、わざわざ音質を犠牲にしてまで、コーデックを気にする必要もないとは思いますけどね。

個人的にオススメなコーデックはSpeexの16kHzなんですが、出来ればもっと良いコーデックも使いたいなというのも本心です。例えばG.729とか。一応、Asteriskにも対応しているのですが、基本的に有料なコーデックですのでSIPクライアントの対応もそれ程多くないです。そこで出てくるのが「Opus」という新しいコーデックです。

このブログを以前から見ている人なら、聞き覚えがあるかも知れませんが、このOpusというコーデックはSkypeで使われている「Silk」というコーデックと、Ogg Vorbis等で有名な「Xiph.Org」が開発中の「CELT」を掛け合わせた、いわば夢の万能コーデックなんですね。このコーデックはVoIPからMP3で行われているようなオーディオストリーミング迄カバーすると言われています。しかも、オープンソースですので、G.729のように有料という訳でもないですし。まぁ現在だとG.729も無料で使える場合もあるみたいですが。

このOpusですが、長い開発期間を経て、ようやく実用化されそうな段階まで来ているみたいです。実際にFirefoxの最新版では既に実装されているそうですし。まぁOpusの開発者(Speexの開発者でもある人)が、現在はMozillaで働いているので当たり前と言えば、当たり前なんですけど:-P ただSilkのCPUの使用率がG.729のおよそ3倍らしいのが多少気になります。まぁ最近のハードウェアの機能向上は目覚しいものがあるので、大した問題にはならないと思いますけどね。

#Picasa
Opusのグラフ。低遅延ではG.729に匹敵しつつ、MP3のようなオーディオクオリティもカバー:-P

そんな感じで、来年辺りには実際に使われてきそうな感じのOpusですが、実はもう一つ気になっている音声コーデックがあったりします。それが、タイトルにも書いた「Codec2」です。名称からしてかなりストレートな感じですが、このCodec2というのは、Opusよりも更に低いビットレートでの利用が可能なコーデックなようです。

GSMで13kbps、G.729で8kbps、Opusですら最低で6kbpsと言われていますが、このCodec2は何と1.2と2.4kbpsがターゲットらしいです。しかも、将来的には最低値を1.0kbpsにするかもしれないとの事! 凄いですね。人間の声に特化しているとはいえ、2.4kbpsで通話が可能とは……。まぁその分、通話品質はOpus等と比べて下がってしまいますけども。

ちなみにこのCodec2は当初の目的として、アマチュア無線向けの音声コーデックをプロプライエタリなモノからリプレイスするモノとして開発が進められていたようです。最近になってSIPトランキングも使用例として挙げられるようになっているそうですが。って、SIP トランキング自体よく判ってませんけど:-( SIPクライアント向けじゃなくて、サーバーで使うのかな? 変換用? よく判りません。

最低で1.2kbpsで使えるといっても、SIPだと、どうしてもオーバーヘッド(0.8kbpsくらい?)が発生するので、Codec2の開発者としては、あまりSIPクライアント向けではないと解説しているようですが、実際にSIPクライアント向けのコーデックとして期待している人達もいるようです。この辺り、まだ全然調べていないので適当ですが:-(

ちょっと長くなってしまったので、今日はここ迄にしておきます。中途半端で申し訳ないです。あ、一応最後に付け足しておくと「FUSION IP-Phone SMART」の推奨アプリになっている「Chiffon(シフォン)」の開発元の中の人も、Codec2に関心があるようで、公式メーリングリストに投稿しているようです。もしかしたら、ChiffonでCodec2が使えるようになる日が来るのかも知れませんね:-P

#YouTube
Opus, the Swiss Army Knife of Audio Codecs - Jean-Marc Valin - YouTube
http://youtu.be/iaAD71h9gDU



Codec 2 - Open Source Speech Coding at 2400 bit/s and Below - David Rowe - YouTube
http://youtu.be/KsywWf8dQgU



#外部リンク
Opus Audio Codec
http://opus-codec.org/

[Phoronix] Opus Audio: Pairing Skype's SILC With CELT
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTExMDI

FirefoxのOpusサポート
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=674225

Codec2 - Next-Generation Digital Voice for Amateur Radio
http://codec2.org/

Codec 2 « Rowetel
http://www.rowetel.com/blog/?page_id=452

Asteriskは既にCELTとSilkに対応中?
Asterisk 10 Codecs and Audio Formats - Asterisk Project - Asterisk Project Wiki
https://wiki.asterisk.org/wiki/display/AST/Asterisk+10+Codecs+and+Audio+Formats

Asterisk Codec 2 support
https://freetel.svn.sourceforge.net/svnroot/freetel/codec2-dev/asterisk/README

SourceForge.net: Free Telephony Project: freetel-codec2
http://sourceforge.net/mailarchive/forum.php?thread_name=4FC725F2.2030200%40souldsp.jp&forum_name=freetel-codec2

csipsimpleも?
Issue 597 - csipsimple - Codec 2 support - SIP application for Android devices - Google Project Hosting
http://code.google.com/p/csipsimple/issues/detail?id=597

#内部リンク
BLOG.MINAWA.NET: CELT + SILK = Opus
http://blog.minawa.net/2011/01/celt-silk-opus.html

BLOG.MINAWA.NET: Opus Codecのウェブサイトが出来てた
http://blog.minawa.net/2011/02/opus-codec.html

BLOG.MINAWA.NET: MPEGがロイヤリティフリーのビデオコーデックを計画中?
http://blog.minawa.net/2011/02/mpeg.html

BLOG.MINAWA.NET: GoogleがOpusをテスト中?
http://blog.minawa.net/2011/08/googleopus.html

BLOG.MINAWA.NET: OpusのWebRTC入りは確実?
http://blog.minawa.net/2011/09/opuswebrtc.html